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家族進化論

山極寿一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130633321
ISBN 10 : 4130633325
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

家族はどのようにして生まれ、どこへ向かうのか―人類がアフリカから旅立って180万年、悠久の時間のなかにその起源と進化のストーリーをたどる。前著『家族の起源―父性の登場』から20年、日本の霊長類学が追い続けた壮大なテーマに“山極進化論”が迫る。

目次 : 第1章 家族をめぐる謎/ 第2章 進化の背景/ 第3章 性と社会の進化/ 第4章 生活史の進化/ 第5章 家族の進化/ 第6章 家族の行方

【著者紹介】
山極寿一 : 1952年東京に生まれる。1975年京都大学理学部卒業。1980年京都大学大学院理学研究科博士課程退学。日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授などを経て現在、京都大学大学院理学研究科教授・研究科長、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • koke

    力の入った最終章だが、家族は最高の社会形態だと言うとき、それが核家族を指すのか拡大家族を指すのか、血縁関係に限るのか限らないのか曖昧で、単なる家族主義と受け取られかねない。家族は類人猿の共鳴集団に重ねられており、対面して強い共感を育み、見返りを前提としない向社会的行動を可能にするせいぜい15人の集団だとひとまず言える。その意味で家族はICTのバーチャルな集団では代替できない。あと、哺乳類のインセスト回避と人間のインセスト・タブーを連続的に捉えているのが目から鱗で『アンチ・オイディプス』の前に読みたかった。

  • dowalf

    ヒトは、どうやって家族を作るようになったのか!?実は、家族という単位は、他の類人猿に見られない、ヒトに独特なもの。ヒトが進化の過程でコミュニケーション方法を発達させ、繁殖戦略上の必要から徐々に形成されたのだそうです。そして、社会構造が大きなものに発展しても、家族はヒトの社会の基礎であり続けました。今日、情報技術の発達により、それが危機に瀕しているかもしれないとのこと。今ある家族と向き合うこと、これから家族を作ることについて、ちゃんと考えよう、と思いました。

  • きのたん

    サル社会の行動や価値観は種類や地域によってバラエティーに富みすぎていて、これでは「どんな社会でもありうる」という話にしかならない。サルやライオンなどの中途半端に発達した集団は、飲み屋とその用心棒のような、すさんだ感じがして家族とは思えない。最初、書いたの外国人かなと思ってた。語り口とか、話の進め方とか。

  • mogihideyuki

    メモP197:おそらく人類の祖先は、森林から捕食者の多いサバンナへ踏み出したとき、幼児を保護するために男が積極的に育児に参加し、それが結果的に子どもたちの離乳を早めることになったのではないだろうか。そして、早期の離乳によって母親の排卵周期が回復し、交尾が再開してつぎの子どもを妊娠するようになる。人類は多産への道を踏み出したのである。………アメリカの形質人類学者オーウェン・ラブジョイは、人類の祖先が直立二足歩行を始めたのは、多産になるために母子に男が食料を手でもって運ぶためだったと推測している。

  • 黒胡麻

    人間社会において、もっとも基盤的な単位となっている「家族」がどうやって進化してきたのかを、霊長類、類人猿の社会との比較で考察している。人間に近いチンパンジーでさえ人間的な男女ペアと子供という家族集団はなく、比較的最近進化したらしい。

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