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天皇の玉音放送

小森陽一 (国文学)

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772703949
ISBN 10 : 4772703942
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2003
Japan

Content Description

昭和天皇の「終戦の詔書」は日本をどう変質させたのか。昭和天皇の言説と、敗戦後の日本の人々の歴史認識の在り方を分析。今改めて「あいまいな戦後の日本」を問い直す。玉音放送のCD付き。

【著者紹介】
小森陽一 (国文学) : 1953年、東京生まれ。日本近代文学専攻。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て、現在、東京大学教授。雑誌『漱石研究』の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 本の内容は,「玉音放送」によって,日本...

投稿日:2011/07/11 (月)

 本の内容は,「玉音放送」によって,日本の戦後がいかに決定付けられたかを分析するというもの.小森氏の文章は,種々の引用の的確さと,鋭い推理力とで実に痛快.敗戦時,天皇とその側近たちが奔走した「国体護持」の実体が,単なる勾玉のたぐいであったというのが,とくに衝撃的である.のちに「国体護持」は,日米合作の大プロジェクトへと発展していく.

ケニチ さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 寛生

    【図書館】戦後70年を迎える今、自分がどこに立っているのか観る必要性を想い読む。神話的幻想的な歴史の言語体系の中で、談合的合作でつくりあげられた歴史的事実をまざまざと見せつけされたが、小森のいう「日本人」という共同幻想から目覚めるには、「ニュートラル」になってしまった僕は、一体どう生きていけばいいのかという焦燥感、欠乏感のようなものを覚える。小森の勇敢なペンの力に敬服する。護憲派も改憲派も本書を精読されることをお勧めします。自分の事しか頭にない《無責任》で幻想的なものが、我々の言語的体系の中枢にあるのか?

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