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大江戸の娯楽裏事情 庶民も大奥も大興奮! 朝日新書

安藤優一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022951816
ISBN 10 : 4022951818
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan

Content Description

娘や女房を遊所に売っても、「祭りだ、祭りだ!」四千円の元手で億万長者に!しかも二日に一人!祭り、富くじ、芝居に吉原、御開帳―。百万都市・大江戸は、朝も昼も夜も…眠れない!「飲む・打つ・買う」に興奮し、歌舞伎役者にのめり込む。庶民だけではない。将軍様も大奥の女性たちも、こんなに楽しんでいた。「ええっ?」という話が満載。江戸の消費経済を動かしていた娯楽産業の実態と、背景を解き明かす。

目次 : 第1章 「大当たり!」江戸の宝くじ―人気過熱の富興行(二日に一人が「億万長者」/ 当選金の泣き笑い ほか)/ 第2章 「飲む・打つ・買う」の泣き笑い―歓楽街に咲いた、あだ花(グルメブームの到来/ 「こんなものにまで?」バラエティーに富んだ賭け事の横行 ほか)/ 第3章 粋な男女で寄席と歌舞伎は大賑わい―寄席七百、芝居小屋二十(寄席の激増と意外な客層/ 女性を夢中にさせたファッションリーダー ほか)/ 第4章 大奥も大喜び、江戸の祭り―将軍様も楽しんだ非日常空間(神輿深川、山車神田、だだっ広いは山王様/ 江戸の華・天下祭のスタイル ほか)/ 第5章 開帳という大規模イベントの裏表―成功と失敗の法則(「出たとこ勝負」の御開帳/ 娯楽と話題作りに頼った集客戦略 ほか)

【著者紹介】
安藤優一郎 : 1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。主に江戸をテーマとして執筆・講演活動を展開。JR東日本「大人の休日倶楽部」などの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    貯金や投資の機会や考えもなかった江戸では、将軍から庶民まで娯楽と消費に明け暮れた。飲む打つ買うは無論のこと、富くじに祭りに寄席に歌舞伎と限度を知らぬほど激しく楽しみを求める姿を紹介していく。疫病や飢饉が隣合わせで寿命が短い時代だからこそ、宵越しの金など持たずに思い切り生を楽しんだ方が勝ちなのか。しかも江戸っ子が求めた娯楽を詳しく見ていくと、内容的にはグルメやファッション、アイドルにイベントと現代人と大差ない金ぴか時代ぶりで、バブル期の狂乱は起きて当然だった。日本人は平和ボケが続くと明日を考えなくなるのか。

  • 榊原 香織

    宵越しの金は持たねえ、でどうするかと言うと、遊行費に使っちゃう。 毎晩落語、美味しいもの食べ、祭り、観劇、etc. なんか今より文化度高し。 江戸って大都会だったんですね

  • 佐島楓

    江戸時代の庶民は娯楽(富くじ、寄席、歌舞伎、祭礼など)にとても貪欲だった。消費する側だけでなく、興行主にあたる人々も商魂たくましかったし、さらに幕府の思惑も少なからず反映されていた。三者三様の関係性がおもしろい。当時の人々も歌舞伎役者などに「推し」はいただろう。人間はあまり変わっていない。

  • きみたけ

    江戸時代の庶民の視点で迫った内容でとても興味深かったです😄著者は主に江戸をテーマに執筆・講演活動を展開、歴史家の安藤優一郎氏。庶民を中心に江戸の娯楽事情の裏側を解き明かした一冊。江戸の宝くじの過熱ぶり、江戸っ子が身代を潰す「飲む・打つ・買う」の実態、庶民が楽しんだ寄席と歌舞伎、将軍様も大奥も楽しんだ江戸の祭り、「開帳」という大規模イベントの裏事情についての5つの切り口から、江戸時代に花開いた娯楽産業の舞台裏を紹介。幕府の取り締まりも何のその、また遠山の金さんの庶民思いの裁定に江戸の人情を感じました😆

  • みこ

    タイトルに大奥と書いているが将軍も登場するのでまさに上から下まで江戸に住む人たちが日々何を楽しみに生きていたのかその息吹が感じられる一冊。とは言え、グルメガイドもあれば演者の推しもあったり、楽しむ人、興行を企む人、それを取り締まったり緩めたりで経済や治安をコントロールする為政者の三者三様の思惑などわりと現代と変わらない。いつの時代も人々は日銭を稼ぐために汗を流し、つかの間の休息を楽しみながら生きていく。

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