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大名格差

安藤優一郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801306516
ISBN 10 : 4801306519
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

徳川将軍家が率いる幕府と、約260もの藩が共同統治した江戸時代。大名といっても100万石から1万石まで格差は大きく、石高以外にも様々な基準で格付けされた。格付けの基本は、将軍との関係である。将軍に近いほど優遇され、遠いほど冷遇された。そんな幕府による大名統制の実態を、五つの視点から解明。未曾有の泰平の世を可能にした、幕府の巧妙な仕掛けに迫る。

目次 : 第1章 石高でみる格差(4500石なのに10万石待遇 喜連川家の格付けにみる幕府の思惑/ 幕府から大名のように遇された参勤交代をする旗本たち ほか)/ 第2章 将軍との関係でみる格差(御三家は御三卿に乗っ取られた?将軍を継げる家で起きた異変/ 「保険」のはずの御三家も分家をつくってお家断絶を回避 ほか)/ 第3章 江戸城でみる格差(駕籠から降りるか乗ったままか 格差で変わった登城風景/ 控えの部屋までランク分け 大名たちの厳しい行動範囲 ほか)/ 第4章 江戸藩邸でみる格差(地元の石高が江戸藩邸の広さを決めた/ 江戸藩邸の見た目から大名のランクをわからせた幕府 ほか)/ 第5章 参勤交代でみる格差(幕府の命も無視してド派手に プライドがかかっていた参勤交代/ 他家との遭遇を回避せよ 大名行列の作法 ほか)

【著者紹介】
安藤優一郎 : 歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mahiro

    江戸幕府が体制、権威を維持するために大名旗本のことごとくに課していた格差。登城拝謁の家格での違いは勿論、役職につく家格、江戸屋敷の広さや参勤交代の際の作法など色々あって、時代物を読む時に思い出すとなるほどと納得するだろう。私が意外だったのは大名と城の事で、全国で城を持たない大名が半数近くいた事、一国一城令で領国の有力者の城を棄却してかえって自分の支配力を安定させた大名がいた事など。

  • じぇーぼーい

    なぜ松平姓が多いのか、また春嶽が幕末に影響力があったのかがよくわかった。格差をつけることで、幕藩体制を維持しまたそれによって崩壊していく様が、まさしくリアルに迫ってくる。それにしても、参勤交代や江戸城登城の実態は,面白い。

  • Kuliyama

    大名によって江戸城での座る場所が異なるとは聞いたことがありますが、他にもいろいろ格差があることを知りました。

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