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お殿様の定年後 日経プレミアシリーズ

安藤優一郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532264550
ISBN 10 : 4532264553
Format
Books
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

江戸時代は泰平の世。高齢化が急速に進む中、大名達は著述活動、文化振興、芝居見物などで隠居後の長い人生を謳歌した。権力に未練を残しつつもそれぞれの事情で藩主の座を降りた後、時に藩の財政を逼迫させながらもアクティブに活動した彼らの姿を通じ、知られざる歴史の一面を描き出す。

目次 : プロローグ 隠居という名の「定年」制/ 第1章 大名のご公務―江戸と国元の二重生活/ 第2章 水戸藩主徳川光圀―水戸学を創った名君の実像と虚像/ 第3章 大和郡山藩主柳沢信鴻―庭いじりと歌舞伎の日々/ 第4章 白河藩主松平定信―寛政改革後の多彩な文化事業/ 第5章 肥前平戸藩主松浦静山―『甲子夜話』執筆に捧げた余生/ 第6章 薩摩藩主島津重豪―蘭癖大名による文明開化/ エピローグ 幕末の政局を動かした隠居大名

【著者紹介】
安藤優一郎 : 歴史家。文学博士(早稲田大学)。1965年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。「JR東日本・大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みこ

    タイトル通りの一冊。水戸黄門はお殿様時代の前半生ですらあまりよく知らなかったが、若い時に感じた苦さが後半生に生きてきたようだ。松平定信は娯楽のごの字も知らない堅物だと思っていただけに文化保護に尽力した後半生は意外。でも、お坊ちゃまだから芸術に理解や素養があったとの説明はなんか納得。柳沢信鴻の芝居を観に行く時に自分は歩いて奥さんは籠に乗せてという話はなんか良い。藩の金で道楽したことを差し引いても悪い人ではなかったのだと思う。

  • かっこちゃん

    隠居が定年。自分で決められるのは良いけど、70才位?長丁場。定年後のアレコレで、藩の財政を圧迫した御仁も多かったみたい。まあ、堅苦しいお勤めをやっと終えて、やれやれ終わった終わった、さあ❗ってのもわかるけど。

  • MASA123

    おもしろかった。松平定信の「寛政の改革」では、質素倹約で、洒落本や遊興なども禁止された。そして改革の途中で定信は突然の失脚、このとき36歳なのです。その後白川藩主に専念し55歳で隠居、72歳で死去。幕政から離れた定信は、政治風刺や遊郭題材ではない作品を厚く保護し、江戸文化のパトロン的存在だったそうだ。定信57歳の時に、当時21歳の水野忠邦が定信に会いに来ている。忠邦は定信に憧れていたのだ。定信死去から12年後の1841年に天保の改革が始まる。 大和郡山藩主の柳沢信鴻(のぶとき)は>>コメントへ続く

  • Go Extreme

    隠居という名の「定年」制 大名のご公務―江戸と国元の二重生活 隠居と家督想像 堅苦しい江戸での生活 水戸藩主徳川光圀―水戸学を創った名君の実像と虚像 苦難の藩主時代 水戸学の誕生 大和郡山藩主柳沢信鴻―庭いじりと歌舞伎の日々 六義園の整備と多彩な恵み 芝居に熱中 白河藩主松平定信―寛政改革後の多彩な文化事業 栄光の前半生 絵師 文化財の保護 隠居後 肥前平戸藩主松浦静山―『甲子夜話』執筆に捧げた余生 下屋敷での隠居生活  薩摩藩主島津重豪―蘭癖大名による文明開化 幕末の政局を動かした隠居大名

  • takao

    ふむ

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