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「地球のからくり」に挑む 新潮新書

大河内直彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106104725
ISBN 10 : 4106104725
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地球は謎の塊である。その塊からエネルギーを次々に獲得し、万物の長となった人間は、今やエネルギー中毒に罹っている。なぜこんなことになったのか?そもそも地球の定員は何人か?宇宙から飛来した石油の源、毒ガス開発学者が生み出した新肥料、未来の新エネルギー…第一線の地球科学者が工学、文化人類学、文学などの広範な最新知見を縦横に駆使し、壮大な物語を綴る。科学と文明史が見事に融合した快作。

目次 : 地球の定員/ 窒素固定の魔術/ エネルギーの現実/ 化石燃料と文明/ 人工燃料の時代/ 大論争の果て/ 赤潮の地球/ 石炭が輝いた時代/ 燃える氷/ 炭素は巡る/ 第三の火

【著者紹介】
大河内直彦 : 1966(昭和41)年、京都市生まれ。海洋研究開発機構・海洋・極限環境生物圏領域・プログラムディレクター。東大大学院博士課程修了。京大、北大、米国ウッズホール海洋研究を経て、現職著書に『チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る』(講談社科学出版賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    天然の原子炉ってあるんだな。色々なエネルギィの成り立ちとか普及の歴史って意外に知らなかったがよくわかった。

  • 文章で飯を食う

    地球のエネルギーがサイクルとして回っているので、一部を加速したり減速させると、思いがけないところで、渋滞が生じる。もし、有機農業を実施して化学肥料を全廃すれば、何十億の人が飢えることになるだろう。少なくとも、ほぼ、全国民が農業・漁業などに従事して食料生産以外の事はできなくなるだろう。さらに化石燃料の使用を止めれば、江戸時代に戻る他あるまい。再生可能エネルギーの利用は、まだまだ遠い。原子力に引退を願うには、長い年月とエネルギー、つまり金が必要だ。細い道を誤りなく進む以外、人類に未来は無い。

  • いっしー

    東日本大震災後にあらためて考えるエネルギー問題。炭素、窒素から始まり石炭、石油、果ては赤潮まで、意外な話の成り行きに興味を持たずにはいられませんでした。石炭から石油を作る話など、文系でもそれほど気負わずに読める本です。オススメですね。

  • 鐵太郎

    エネルギーから考える地球の歴史、成り立ち、科学。窒素固定物質、化石燃料の成り立ち、人工燃料、石油とは何か。植物が固定する炭素、徐々に減っていく酸素、原子核エネルギー。しっかりと足が地に付いた理系の人が解説するエネルギーの話、いいね。

  • Kazehikanai

    石油、石炭、原子力、温暖化など、エネルギーに関わる諸問題を歴史をもとに掘り起こしていて、現代の人類がおかれた位置を再認識させてくれる。天然の原子炉、赤潮起源の石油、日本の炭鉱史は印象的。前著「チェンジング・ブルー」はスリリングなノンフィクション仕立てで気候変動の謎に迫っていてとてもおもしろかったが、本書はちょっとまとまりにかけているような気はする。とはいえ、読みやすく、おもしろかった。地球的規模での人類の功罪が明確になり、こうした問題を、どういう姿勢で捉え、考えていくべきかを示唆してくれている。

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