Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• シナモン

  読了日：2021/08/16

  家賃、光熱費0円。クリスマスまでの期間限定、おためしキャンペーンでシェアハウスかざみどりに集まった4人をめぐる連作短編集。それぞれの人生のエピソードにも味わいがあり、それだけでもグッとくるのだけれど、一見何の関係もなさそうな4人の繋がり、伏線回収にだんだん読むスピードが上がった。異国情緒を感じさせる描写も爽やか。「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」ささやかで退屈でくだらない毎日を重ねていくのが誰かと「一緒に暮らす」ってことなんだなーとしみじみ。心温まる一冊でした。

• 相田うえお

  読了日：2018/04/26

  ★★★☆☆18033 関係する人物が章毎にメインになる構成で、借間系小説定石パターン。TV水戸黄門の様に読み手の想定する展開で話が流れていく感じがするので、心地良く読めました。�@なんちゃらマン夏休み子供ショー！炎天下ではサウナスーツ状態でしょうね。お疲れ様です。�A食べる人達を恐怖のどん底に叩き落とす料理というものを味見してみたい。�B当方も誤変換が多いが「みんな今どこ？」を「みんない窓こ？」とは。。有段者だな。�C背中に金色の竜が刺繍されたスカジャン、いいじゃん！�Dすべてが終章でまとまりました。なるほど。。

• みかん🍊

  読了日：2016/07/10

  架空の街ではあるがモデルは神戸の北野町異人館、風見鶏のシェアハウスに集められた老若男女4人と吸血鬼のような若き管理人、住人たち4人のそれぞれ章と最終章では何の関係もなさそうな彼等がなぜここに集められたのかが明かされる。『ペンギン鉄道　なくしもの係』のようにきっと最後に何かが仕掛けられているんだろうなとわくわくしながら楽しく読めた。風見鶏の七不思議の最後の1つは、ハートフルで面白い作品でした。

• ゆみねこ

  読了日：2018/01/24

  丘の上のベイリー邸は、屋根の上の風見鶏が特徴的な八角形の三階建て洋館。クリスマスまでの期間限定で家賃なしで住むことが出来るというシェアアウスには、不思議な若い管理人と４人の住人たち。それぞれの秘められていた過去が明かされ、クリスマスに起きた奇跡のような結末。これ、素敵な物語でした。好きな本です。

• yanae

  読了日：2018/06/03

  名取さんの優しいお話が恋しくなって手に取る。シェアハウスかざみどりを舞台にした心暖まるお話。ただのハートウォーミングではなく、なぜ住人たちがここに集められたのかの謎もあってドキドキ。お互いを全く知らない人たちが、オーナーによってかざみどりに集められる。それぞれの心の問題を、ドSキャラの管理人が少しずつ癒しながら物語は進む。みんなが実は繋がっていたのだけど繋がりかたがまたいい♥️最後のオーナーにもビックリ！楽しい一作でした。名取さんどんどん読むぞー！

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