Books

暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集

千澤のり子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909735096
ISBN 10 : 4909735097
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正宗が通う小学校で開催される、十歳を記念して家族へ感謝を伝える「二分の一成人式」。破綻した片親家庭に育つ正宗には偽善としか思えなかった。だが、正宗は知っていた。殺人事件が起きて式典が中止になることを―(「半分オトナ」)。子が親を、親が子を愛するのは「当たり前」ですか?家族を巡る十歳たちの犯罪の物語。「親ガチャ」なんて言葉の流行る時代へ気鋭が贈る、キッズ・ノワール短篇集。

【著者紹介】
千澤のり子 : 東京都生まれ。専修大学卒業。羽住典子名義で評論家としても活動している。2007年に二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』(宗形キメラ名義)を発表後、2009年に『マーダーゲーム』で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 雪紫

    色んな10歳が絡みあらゆる意味で「活躍」する短編集。頭はカラットしません(そう言う意味で名付けたんじゃないだろ!)。真梨さんと別な意味でブラックな「初恋探し」殺人が起きた時から時系列を逆に遡る「ドミノ崩しホワイダニット」(時系列順に読み返したくなる)わりと明るめな、クリスティー作品をモチーフにしたハンバーガー屋で起こる「逆ABCバーガーの謎」(千澤さん、作ったことある?)。厳しい祖母と囲碁を巡る「黒いすずらん」。やるせない10歳「半分オトナ」がおすすめ。しかしオリエントバーガー美味しそう。

  • のりすけ

    短編集。連作のようなそこまで繋がりはないような。どれも10才をテーマにしたもの。「愛しの我が子」が面白かったが全体的にもう少し外連味があってもいいかも。オチが分っちゃうよ、オチが!なのも多かったかなー。

  • leo

    あえてそういう雰囲気を出しているのかもしれないが、発話者が誰なのか途中で見失なうことが多かった…内容としては適度にダークな感じで好み。最近の10歳って本当にこんなに大人びてるの?

  • コチ吉

    例えは当たらないかもしれないが、丁寧に下処理し、さらっとした味付けで供される前菜料理のような趣き。不連続と称しているが、淡い繋がりらしきものも見え隠れしている。

  • ふぃえ

    久しぶりに、図書館新刊コーナーでジャケ借りしてみました。10歳に絡む短編集です。読みやすいんだけど、いまいちインパクトに欠けるような。最後の『半分オトナ』は面白かったです。出版社の行舟文化というところは、初めてでした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items