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カントが中世から学んだ「直観認識」

八木雄二

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862852618
ISBN 10 : 4862852610
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan

Content Description

本書はスコトゥスの最大の主著『オルディナチオ』(神と世界の秩序についての論考)の最終第14巻の直観に関するテキストを懇切丁寧に註解し、中世哲学が近代哲学と深く関連している事実を解明する。近現代哲学の研究者が中世哲学を軽視する傾向に警鐘を鳴らすと共に、哲学に関心をもつ読者や新たに参入した研究者に哲学する醍醐味を伝える試み。

目次 : 1 スコトゥスの視座(問題の提示/ アリストテレスの異論 ほか)/ 2 想起する能力は感覚的か知性的か(疑問の提示/ 想起は感覚作用ではない ほか)/ 3 抽象と直観の区別(ラテン語テキスト編集者の仕事/ 抽象と直観 ほか)/ 4 知性のうちの記憶と想起(知性は感覚の直観を認識する/ 知性は、知性と感覚の記憶を想起できる ほか)/ 5 異論への回答(最初の二つの異論への回答/ 個別性の認識 ほか)

【著者紹介】
八木雄二 : 1952年東京生まれ。慶応義塾大学大学院哲学専攻博士課程修了。91年文学博士。専門は西欧中世哲学、とくにドゥンス・スコトゥス(1308年没)。1978年より東京港野鳥公園でボランティア活動。現在、「東京港グリーンボランティア」代表理事、清泉女子大学、早稲田大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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