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ISBN 10 : 4336060118
Content Description
『おくのほそ道』で巡った土地のみならず、西国諸国まで訪れた芭蕉が諸国行脚の途上で遭遇する怪異の数々。明らかになる名句にこめられたもう一つの意味。松尾芭蕉とその門人たちを主人公として、江戸時代後期に成立した奇談集『芭蕉翁行脚怪談袋』を、読みやすい現代語訳に、鑑賞の手引きとも言うべき解説を付してお届けする「もう一つの“おくのほそ道”」。
目次 : 芭蕉翁、美濃へいたること―付 怪しき者に逢うこと/ 支考、四条河原に涼むこと―付 狸、女に化けしこと/ 翁、大内へ上がること―付 狂句に得手しこと/ 去来、伊勢参りと同道のこと―付 白蛇、龍となりしこと/ 翁、備前岡山を越えること―付 〓々(ひひ)に逢いしこと/ 翁、追剥の恵みにあいしこと―付 山上戸治郎がこと/ 翁、備前の阿川にて難義にあいしこと―付 何となく仇をふくす話のこと/ 嵐雪、上州館林にいたること―付 僧、狐に化かされしこと/ 其角、猫の恋の句のこと―付 多葉粉屋長兵衛、猫の報いを受けしこと/ 近江の千那がこと―付 次郎兵衛道心がこと〔ほか〕
【著者紹介】
伊藤龍平 : 1972年、北海道生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。現在、台湾・南台科技大学助理教授。専攻、伝承文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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