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現場から福祉の課題を考える子どもの豊かな育ちを支えるソーシャル・キャピタル 新時代の関係構築に向けた展望

伊藤良高

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623081226
ISBN 10 : 4623081222
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代の子どもや若者、子育てを取り巻く環境には様々な問題が存在するが、「子どもの豊かな育ち」を支えるという視点に立てば、周囲との良好な関係性の構築こそがその解決策となり得るのではないか。本書はこうした意図のもと、子ども・子育て研究の第一線で活躍する研究者たちが、「ソーシャル・キャピタル」の概念を踏まえ、国内外の子ども育成支援の現状と課題、展望について、最新のデータ等を用いながら新たな視点を提案する。

目次 : 第1部 子ども・子育て支援の基礎・理論とソーシャル・キャピタル(子どもの権利の思想と展開/ 子どもの豊かな育ちとソーシャル・キャピタル/ 保護者に対する支援とソーシャル・キャピタル/ 子ども育成支援とカウンセラー/ 子ども育成支援とソーシャルワーカー)/ 第2部 子ども育成支援の実際とソーシャル・キャピタル(母子保健と子ども育成支援―妊娠・出産の安心・安全と子どもの健康を守る環境整備/ 子ども・子育て支援新制度と子ども育成支援―幼保一体化の展望と保育・幼児教育実践のゆくえ/ 児童虐待と子ども育成支援―虐待の予防、早期発見のための社会的支援/ 社会的養護と子ども育成支援―家庭的養護の推進と養育困難家庭に対する地域支援/ 障害のある子どもと子ども育成支援―インクルーシブ保育・教育とインクルーシブ社会の構築/ 放課後等の子どもの生活と子ども育成支援―子どもの豊かな遊び・生活を実現する地域コミュニティの創造/ いじめへの対応と子ども育成支援―いじめの防止、早期発見、対処のための関係者の連携/ 不登校と子ども育成支援―地域における学校外機関・施設が取り組む多様な学習支援/ 少年非行・矯正・更正保護と子ども育成支援―非行・犯罪に陥った子どもと社会との絆を取り戻す支援/ 子どもの貧困と子ども育成支援―経済的・社会的・文化的剥奪に立ち向かう社会的包摂/ 外国にルーツをもつ子どもたちの育成支援―教育機会と教育内容の差別待遇をなくすグローバル社会への転換)/ 第3部 海外における子ども育成支援の展開とソーシャル・キャピタル(イギリスにおける子どもの権利と保育・教育/ フランスにおける移民政策と子ども育成支援/ スウェーデンの地域子育て支援)

【著者紹介】
伊藤良高 : 名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。熊本学園大学社会福祉学部教授

牧田満知子 : 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。社会人類学者

立花直樹 : 関西学院大学大学院社会学研究科博士課程前期修了。関西福祉科学大学社会福祉学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    子どもをめぐる様々な生活問題に対して、ソーシャル・キャピタルをキー概念にして考察した内容です。拡がる貧困と社会的孤立、虐待や非行、不登校など、子どもをめぐる問題で社会福祉が求められていることは多岐にわたっています。そうしたなかで地域の社会資源を活用しながら、つながりをつくり、生かしていくことは、コミュニティが崩れつつある今だからこそ福祉実践のなかで求められているのだと思います。ただ、本著が社会福祉に対する公的責任・国家責任とソーシャル・キャピタルとの関係について曖昧なことは大きな研究課題だと思いました。

  • MatsuNoHon

    子供に対するケアについて、子供を育てる親に対するケアについて。 親教育、学校教育、社会教育の3つがある。  地域の繋がりを指す「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」の概念を踏まえ、子ども育成支援の現状と課題、展望を研究、示した本。  核家族化が進むなかで、片親家庭の割合も増え、育児に対する悩みや適切な情報を共有できない環境になってしまっている。そのため、貧困や虐待など「子どもの豊かな育ち」を守ることができなくなっている。 開かれた社会はどう作るのがよいのかなー。

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