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不審者

伊岡瞬

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087716733
ISBN 10 : 4087716732
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

長年行方不明だった義兄の登場。
崩れ始める、平穏だった家族関係。
ある一つの悲劇をきっかけに、
すべての景色は一転する。

会社員の夫・秀嗣、五歳の息子・洸太、義母の治子と都内に暮らす折尾里佳子は、主婦業のかたわら、フリーの校閲者として仕事をこなす日々を送っていた。
ある日、秀嗣がサプライズで一人の客を家に招く。その人物は、二十年間以上行方知れずだった、秀嗣の兄・優平だという。現在は起業家で独身だと語る優平に対し、息子本人だと信用しない治子の態度もあり、里佳子は不信感を募らせる。しかし、秀嗣の一存で優平を居候させることに。それ以降、里佳子の周囲では不可解な出来事が多発する。

『代償』の著者が贈る、渾身のサスペンス&ミステリ。

【著者略歴】
伊岡瞬(いおか・しゅん)
1960年東京生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞しデビュー。著書に『145gの孤独』『瑠璃の雫』『教室に雨は降らない』『代償』『もしも俺たちが天使なら』『痣』『悪寒』『本性』『冷たい檻』など。

【著者紹介】
伊岡瞬 : 1960年東京生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ごみごみ

    音信不通だった夫の兄が突然家族として入り込んでくる。私も里佳子と同じように嫌悪感を抱いたその馴れ馴れしい態度。イライラさせられ、ずっと不穏な空気のまま・・彼の目的は?全く見当がつかないまま、ラスト30ページで、ん?そうきたか〜!「不審者」に完全に騙された。

  • utinopoti27

    頼りない夫、我儘な息子、認知症気味の義母との生活に、日々神経をすり減らしている主人公・里佳子の前に、20年もの間行方不明だった義兄が現れる。以来、頻発する不可解な出来事。徐々に広がるインクのシミのように、不快感が積み上がってゆく。愛する者を守るべく、追い詰められた彼女がとった行動とは・・。最初見えていた景色は、里佳子の過去や息子の出自等が明かされるにつれ、別物に変わり出す。伊岡流サスペンスの醍醐味は、作品全体に漂う「収まりの悪さ」にある。イヤミスとはまた一味違ったラストの衝撃を、是非味わって欲しい。

  • モルク

    夫と息子、そして義母と同居する里佳子はフリーの校閲者として自宅で仕事をしている。ある日夫が、20年以上行方知らずだった兄を家に招くが、起業家であるという兄に対し里佳子は不信を抱く。いつの間にか居着き不可解な行動をとる兄、そして息子にまで…里佳子の不満は満ちる。里佳子の不信、不満に共感していた感情が、ラストで一気にひっくり返る。ちょっとおかしいとは思っていたが、まさかこういうこととは…。見事に騙された。

  • とろとろ

    夫と息子、義母と都内に暮らす主人公。ある日、行方知れずだった、夫の兄が現れた。夫の一存で彼を居候させることになるが、それ以降、彼女の周囲では不可解な出来事が多発する。で、いつまで経っても不思議な事件の犯人が現れないことから、これは最後にどんでん返しの種明かしなんだろうなと思ったので、こういう場合は無駄な詮索はせずに淡々と読み進めるのが得策。で、やはり最後に不思議な出来事の全てが解き明かされる訳だが、こういうシチュエーション設定は以前からよくある話。あぁ、また後出しジャンケン物だったんだなと思うばかり。

  • 🐾Yoko Omoto🐾

    主人公はフリーランスで校閲の仕事をしている一主婦。波風立てぬ平穏な生活だけを望むも、生き別れの夫の兄が20年ぶりに現れた事で、様々な疑心暗鬼に悩まされるようになる。毒にも薬にもならぬ穏やかな夫、幼い息子、痴呆の進行が気になる姑、噂好きのママ友たち、突然連絡を寄越してきた旧友、真に分かり合えぬ実母など、不審者と不審な出来事オンパレードのサスペンスフルな展開に一気読み。不快を伴うある違和感を、ラストで驚きの真相に変化させる様は見事で、掘り下げて描かれた登場人物たちの性格にも説得力がある。とても面白かった。

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