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ISBN 10 : 4779123186
Content Description
生活圏、家庭、性…私的領域と切り捨てられてきた問題を、公的な議論の場に引きあげた第二波フェミニズム。その運動を象徴したスローガンは当時の人びと、そして現在の私たちに何を意味するのか?原点に立ち返って考える。一橋大学リレー講義「ジェンダーから世界を読む」が見つめるもの。キャロル・ハニシュのエッセイ「個人的なことは政治的なこと」を併録。
目次 : 第1部 ジェンダーをめぐる理論とその再検討(「個人的なことは政治的なこと」の意味するところ―その誤解に次ぐ誤解について/ 性差と種差―動物たちとの共生とジェンダーの問い/ 現代中国における農村女性の個人化とジェンダー問題/ ジェンダーと人権の切分法―崔洋一と新城兵一の「辺野古」 ほか)/ 第2部 国家体制とジェンダー表象―アメリカ、アイルランド、フランス(リベラル・リアリズムとしてカーヴァーの短編小説を読む/ 結婚という政治―『すべての王の臣』における「結婚」/ 「金ぴか時代」の「顕示的消費」と女性―『歓楽の家』におけるミス・リリーの戦略と失敗/ 「アルバート・ノッブズ」と“無”―ジョージ・ムアの性の戦略 ほか)
【著者紹介】
井川ちとせ : 一橋大学大学院社会学研究科教授。専門分野は英文学。主な業績「リアリズムとモダニズム―英文学の単線的発展史を脱文脈化する」『一橋社会科学』第7巻別冊、2015年
中山徹 : 一橋大学大学院言語社会研究科教授。専門分野は英文学。主な業績『ジョイスの反美学―モダニズム批判としての『ユリシーズ』』細流社、2014年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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