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古事記に秘められた神社の謎 八百万の神々と日本誕生の舞台裏

三橋健

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863102668
ISBN 10 : 4863102666
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

☆太安万侶没後1300年! ゆかりの神社から浮かび上がる『古事記』の謎
 大好評『日本書紀に秘められた古社寺の謎』待望の姉妹版登場!


日本の神話・文化・歴史の源泉となっている『古事記』。
そこには神話・伝説の舞台として、日本のさまざまな土地が登場する。
その記述は必ずしも史実に則ったものとは考えられていないが、
日本各地に点在する『古事記』神話・伝説の伝承地・故地とされている土地には、
しばしば古い神社が鎮座し、
古墳時代・弥生時代にさかのぼる古墳や遺跡が見つかっている場所も多い。
つまり、それぞれの伝承地は、
伝承地となるに足る理由と由緒をそれなりに有しているのだ。
本書は『古事記』の編纂者である太安万侶が
没後1300年を迎え注目されるなか
『古事記』を読み解くうえでキーワードとなる
地域や聖地を15ほどピックアップし、
それぞれについてゆかりの神社や聖地・史跡を紹介するもの。

<本書で取り上げる舞台>
○高天原――日本各地に残る高天原伝承を探る(奈良の高天彦神社など)
○オノコロ島――淡路島のイザナミ・イザナキ信仰について(伊弉諾神宮など)
○黄泉国と黄泉比良坂――出雲に残る黄泉国伝承(揖夜神社、猪目洞窟、比婆山神社など)
○天岩戸――日本各地の「天岩戸」とゆかりの古社(全国の天岩戸神社)
○出雲――出雲神話ゆかりの古社・聖地(船通山、八重垣神社、出雲大社など)
○諏訪――タケミナカタの逃避先(諏訪大社)
○高千穂――天孫降臨の聖地(高千穂神社、霧島神宮など)
○海神宮――海幸・山幸伝説の深層(青島、西都原古墳など)
○神武東征――東征の足跡に残る古社(宮崎神宮、多家神社など)
○三輪山――オオモノヌシと神祭りの謎(大神神社など)
○ヤマトタケルと東国――東国に残るヤマトタケル伝承地とゆかりの神社について
○神功皇后と九州――九州に残る古代天皇がらみの伝承地・古社について。また新羅征討についても
○アメノヒボコの謎――渡来人系の神社について(出石神社など)
○葛城――雄略天皇とヒトコトヌシの謎(葛城の古社)
目次

序 章 太安万侶没後1300年!『古事記』の世界を巡る
第1章 天地創造の舞台
 コラム 八百万の神とは何か
第2章 国譲りの舞台
 コラム 出雲神話が意味すること
第3章 天孫降臨の舞台
 コラム ヤマト建国の実像
第4章 神武東征の舞台
 コラム 神武天皇の正体

【著者紹介】
三橋健 : 1939年、石川県生まれ。神道学者。神道学博士。國學院大學文学部日本文学科を卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。1971年から74年までポルトガル共和国のコインブラ大学へ留学。帰国後、國學院大學講師、助教授を経て教授となる。1992年、「国内神名帳の研究」により國學院大學から神道学博士の称号を授与。定年退職後は「日本の神道文化研究会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 天武帝、持統帝の時代に創られた神話である古事記の記載を追い、代々の帝やまつろわぬ者の痕跡を各地の神社や聖地にみる本。天孫降臨が持統から文武への譲位の正当性のためのものというのは知っていたけど、ヒトコトヌシのエピが葛城氏を滅ぼし彼らの祭祀権を取り上げられたものというのはなるほどな〜と。神話の起源が天武持統ってはっきりしてるのって割と珍しいような気がする。ハングルの作成者が世宗って分かってるのと同じくらいなんかすごいな…。それより前の各地の神話、消されてしまった神話がどんなだったかも知りたかったなあ。

  • ムカルナス

    古事記の神話を読み進めながら各地の所縁の神社を訪ねる。古事記は天武朝期に政権を確立するべく全国各地に伝わる伝説や伝承をもとに創作された天皇家の物語だが、根も葉もない話ではなく、実際はこのような事件があったのを脚色しているのでは・・と筆者は想像し、各地の神社の由緒から古事記のネタになった伝説があったのでは?もしくは後世に古事記に合わせて創建されたのでは?と推理していく。戦前の教育を受けた世代ほどには身近に感じられない神話だか歴史と紀行を組み合わせることによって興味がもてる本になっている。

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