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吉田稔麿 松陰の志を継いだ男

一坂太郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047035447
ISBN 10 : 4047035440
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan

Content Description

吉田松陰の松下村塾に学び、高杉晋作・久坂玄瑞と並び称される三傑の一人、松陰から志を継ぐ門人として最も期待された吉田稔麿(栄太郎)。幕府方に潜入し、外国艦を撃ち、奇兵隊を指導するなど、神出鬼没の働きぶり。池田屋事変において24歳で斃れた草莽の志士が目指したものとは―。稔麿の人間味あふれる手紙をはじめ貴重な史料を発掘。幕末乱世をひたむきに走り抜けた青年武士の生涯と、その時代を描く。

目次 : 第1章 松陰との出会い(吉田稔麿の生い立ち/ 人生の大転機/ 松下村塾での逸話)/ 第2章 乱世に飛び込む(松陰の志を継ぐ/ 幕府に潜入/ 松陰と絶縁する/ 松陰との永遠の別れ)/ 第3章 旗本の家来になる(乱世を呼ぶ一揆/ 長州藩の動向/ 隆盛する薩摩藩)/ 第4章 攘夷実行(シンボルとしての松陰/ ついに攘夷を断行/ 奇兵隊とともに)/ 第5章 京都に散る(朝陽丸をめぐって/ 江戸から京都へ/ 池田屋事変の悲劇/ 劇的に描かれる稔麿の最期)

【著者紹介】
一坂太郎 : 1966年、兵庫県生まれ。大正大学文学部史学科卒。東行記念館学芸員を務めるが同館閉館により退職。現在、萩博物館特別学芸員・至誠館大学特任教授・防府天満宮歴史館顧問。講演、テレビ出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポニョ駅長

    松陰門下で四天王と目された吉田稔麿。 貧しい環境の中で己を研鑽し、松下村塾の門を叩き、頭角を顕します。 松陰死後に脱藩し、幕臣・岡山藩等に関わりを持ち、当時でも屈指の情報収集能力を発揮します。 惜しむらくは池田屋事件に巻き込まれてしまったこと。 暗殺説もありますが、幕府ともパイプを持ちうる彼がもう少し生きていたら違う展開が訪れたかもしれないと思わせる人物の一人となりました。

  • Kaori

    勝手に過激なイメージをもっていましたが、違いました。情報収集能力に長け、幕府とのパイプも作って周旋に動いていた最中の池田屋事件でした。手紙などの史料を基に生涯を追っています。今年の大河で、どう描かれるのか期待大です。

  • onepei

    行動派の点で確かに師の松陰に似ているかもしれない。同姓同名の人物と混同されている部分があるという指摘はおもしろかった。

  • 新 フミト

    松陰門下の幕末志士。貧しいながら頭脳明晰、松陰から「陰頑」と評されている。社交的な伊藤博文や上級武士の高杉晋作に比して活躍の場が限られており、池田屋で最期を遂げた。

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