Books

トクヴィルが見たアメリカ 現代デモクラシーの誕生

レオ・ダムロッシュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560082577
ISBN 10 : 456008257X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

初めての大衆的な大統領ジャクソンの治世、西へと膨張を続ける一方、はやくも人種問題が顕在化して分裂の兆候を示すアメリカ。1831年、この地を旅したトクヴィルは何を見たのか?デモクラシーを生きるためのアメリカという実験。

目次 : トクヴィルの来歴/ 第一印象―ニューヨーク市/ 「すべてが新しい世界の証明である」/ 森のロマンス/ ボストン―精神の状態としてのデモクラシー/ フィラデルフィア―寛容の精神、結社の伝統、禁獄の実情/ 「西部」のデモクラシー/ ニューオリンズを目指して/ 馬車で南部を往く/ 期待はずれの首都/ 名著の完成/ アフター・アメリカ

【著者紹介】
レオ・ダムロッシュ : 1941年比マニラで米国聖公会宣教師の子として生まれる。幼少期をフィリピンで過ごし、1950年に家族とともに米メーン州へ。イェール大を卒業したのち、英政府マーシャル奨学生としてケンブリッジ大トリニティ・カレッジに留学。その後、プリンストン大で博士号を取得した。1989年にハーヴァード大に着任し、現在、ハーヴァード大名誉教授。ルソーの伝記Jean‐Jacques Rousseauで全米図書賞の最終候補となった

永井大輔 : 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2003年から05年まで英オックスフォード大学に留学。現在、法政大学および武蔵大学兼任講師。専門は十九世紀アイルランド史

高山裕二 : 1979年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。現在、日本学術振興会特別研究員。専門は政治学・政治思想史。『トクヴィルの憂鬱』(白水社)で渋沢・クローデル賞、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • メルセ・ひすい

    26歳のフランス人の魁人による客観的アメリカ感…「デモクラシー」? 中産階級による政治は可能か?当然無理としても当時の先進国政治の実験場として、画期的な試みであることは否めない。…裏で操作している超階級がいるのは常にその政治パワーから見ても当然だが誰もがいつの時代でもその恐怖感から黙秘している。九か月に及ぶ米国滞在の草稿、ノートを元にしている。初めての大衆的な大統領ジャクソンの治世、西へと膨張を続ける一方、早くも人種問題が顕在化して分裂の兆候を示すアメリカ。すべてが極端なこの地で、トクヴィルは何を見たのか

  • 夕木 

    この本を読んで、私がトクヴィルに惹かれるのは「視線」の精鋭さなんだなあと改めて実感しました。「不平等」がアメリカで根強く蔓延っていたとしても、それはフランスと異なり、アメリカでは「不平等」が常に流動的で、誰もがそれを脱出できる環境下にいるのだ、とトクヴィルは書きました。もしも留学帰りの友人が開口一番このようななことを言い出したなら、私はその人のことを、きっと、「天才」と呼ぶでしょう。

  • 灘子

    これはブロマンス。 トクヴィル自身の類まれなる聡明さと青年期の変化とアメリカの変化が重なったことがデモクラシーっていう大著を生んだんだと納得。ギボンがかわいい。 柔らかい専制、多数派の暴政、拝金主義、富による格差と言葉や態度の上での平等。

  • lico

    十九世紀初頭のアメリカを習俗の観点で見ていくことでトクヴィルがいかにしてあの本を作り出すに至ったかを描き出そうとしている。 トクヴィルが見たとあるが、彼の手記だけではなく同行者や同時代人の記録からより多角的にアメリカを見ていくのだが、その中にあってトクヴィルの洞察力の鋭さには驚かされる。 また、読んでいるだけで建国から50年程度しかたっていない、若くエネルギッシュなアメリカの情景が生き生きと再生されていくため、トクヴィルのことを知らなかったとしても十分に楽しめる一冊になっています。

  • butterflyonapin

    一言で言うと、ブロマンスでした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items