Books

T・s・スピヴェット君傑作集

ライフ・ラーセン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152091086
ISBN 10 : 4152091088
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

T・S・スピヴェット君は12歳の天才地図製作者。アメリカ横断の大冒険に出発するも、ねじれた時空に囚われる…。自らの家族のルーツと向き合う天才少年の成長と葛藤を、イラスト、図表満載で描き上げる傑作長篇。

【著者紹介】
ライフ・ラーセン : 1980年生まれ。作家。ブルックリン在住。ブラウン大学で教育学を学んだ後、コロンビア大学大学院クリエイティブ・ライティング修士課程を修了した。ドキュメンタリー映画製作者としても活躍しており、アメリカ、イギリス、サハラ砂漠周辺の芸術を専攻する学生たちの記録を発表している。『T・S・スピヴェット君傑作集』で出版デビュー

佐々田雅子 : 立教大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 田氏

    緻密な図解や注釈がこれでもかと添えられた、天才少年テカムセ・スパロー・スピヴェット君の冒険譚。このT・S少年の早熟ぶり、もし「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のオスカーと邂逅したらたちまち意気投合しそうだ(どちらもヴィジュアル・ライティング作品という点においても)。さてしかし、理知的かつ淡々と書き綴ってはいても、その節々には弟の死が影を落としている。一人で大陸横断の旅に出るのだって、漠然とした居場所のなさへの対抗あるいは逃亡だ。そこから始まるビルドゥングスロマン、ときどき秘密結社とワームホール。

  • すけきよ

    註釈小説の変化球と言ったところ。主人公のT・Sは絵が上手く、記録魔なため、本文中に図表が多く、その註釈もまた図表と解説になっているため、本のサイズはかなり大きい。そういうレイアウトはなかなか楽しいものの、マジック・リアリズム的な旅を期待していると、少々肩すかし。内容は死をイメージさせるメタファーであふれている。作中で、T・Sは死を望んでいたと語っており、旅(=死)を体験し、それを克服することによって、成長(生まれ変わり)し、それまでとは違う世界が見えるようになる。ラストの父の姿はなかなか感動的。

  • ひびキング

    寝転がって読むとドサッと顔に落ちてくるでかい本です(^_^;) イラストと脚注に囲まれた不思議な構成ですが、その脚注の中にこそストーリーとは別の物事の本質が著されていたりします。父と子、母と子、少年がルーツを探るファンタジー。少年の成長はこれからですww

  • CHARA

    不思議な本だった。 イラストは面白いし、主人公の語りも少年らしさと天才児らしさが混在して楽しい。 演説の場面は実に良かった。 しかし、ラストはどうなんだろう。 色々と伏線はあるのに投げっぱなしである。 でもこれはスピヴェット君の「傑作集」だからこれでいいのかも。

  • 鉄髭

    とにかく楽しくて素敵な本! その筋立てや、主人公たちを明らかにモデルにしている私小説風の作中作、科学に対する熱い啓蒙もさることながら、やはり図解や造本に尽きる。パラパラとめくって眺めているだけで楽しい。「本」好きには、是非おすすめした「本」。多分、本屋で軽く立ち読みできるならば、それだけでもときめく事うけあい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items