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自由論

ミル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334752507
ISBN 10 : 4334752500
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

個人の自由への干渉はどこまでゆるされるのか。反対意見はなぜ尊重されなければならないのか。なぜ「変わった人間」になるのが望ましいのか。市民社会における個人の自由について根源的に考察し、その重要さを説いたイギリス経験論の白眉。現代人必読の今もっともラディカルな書。

目次 : 第1章 はじめに/ 第2章 思想と言論の自由/ 第3章 幸福の要素としての個性/ 第4章 個人にたいする社会の権威の限界/ 第5章 原理の適用

【著者紹介】
ジョン・スチュアート・ミル : 1806‐1873。19世紀イギリスを代表する哲学者、経済学者。功利主義の始祖ベンサムの盟友だった父、ジェームズ・ミルによって幼少時から厳格な教育を受ける。ギリシャ語、ラテン語、ユークリッド幾何学、経済学などを学ぶが、学校教育は受けず、17歳で東インド会社に就職。専門職としての学者生活を一度も送ることはなかった。東インド会社退職後の晩年は、婦人参政権を要求するなど選挙制度改革に取り組んだ

斉藤悦則 : 1947年生まれ。元鹿児島県立短期大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • molysk

    J.S.ミルは、イギリスの思想家、経済学者。質的功利主義の提唱で知られるが、自由主義者としても著名。本書は、個人の自由と社会の関係を論ずる。他者を侵害しない限り、各人は自由に行動する権利をもつとして、個人と社会の領域を区別する。個人が持つ、言論と思想の自由、行動の自由は、社会の多様化を促し、議論を通じて社会を進歩させる。本書が執筆された19世紀中葉、貴族や宗教の支配に代わった民主主義では、多数派による少数派の抑圧という弊害が見られた。現在、対立する意見への弾圧は勢いを増して、民主主義は停滞の危機を迎える。

  • マエダ

    英国の哲学者で経済学者でもあるミル。19世紀の封建制に対して自由の闘士たちの間で現代の「自由主義」のガイドラインとなる、様々な制度的構造を呈示した。政治思想のエッセンスが詰まった一冊という。

  • 読書ニスタ

    19世紀が如何に不自由だったかと、思いを馳せる。政治的、宗教的、社会的、家族的、性的、思想的に置いて、こうあるべきという観念が暗雲のように、重くのしかかってた時代に、俺は何者にも束縛されない自由だと叫べば、かなりの変人扱いだったことだろう。だが、今日この本の自由な考えはあまりに当たり前と感じてしまった。反面、不自由の幸せすら感じてしまう。好きなものばかり口にすることで、栄養が偏るとか。養老孟司がいう、辛抱が足りない世界観。天才を育むには、自由な議論が必要だが、自由はバカをも容認する。

  • ころこ

    社会の成員同士の自由が衝突したとき、少数派の自由をどのように守るのか、自由と民主主義の境界を考察しています。興味深いのは、単なる少数派擁護ではなく、多数派の意見がどう正しいのかを確認するために異なる意見が必要だと述べていることです。多数派の意見は、異なる意見が間違ったものだと確信を持つことはできず、それをただ封じようと不寛容になる傾向があるといいます。異端とレッテルを張られる恐怖を受けることなく、多様な考え方が自由に流布することが真理を補完することになるのを著者は、「反対の声を封じたら、真理のうちの、その

  • コージー

    ★★★☆☆19世紀イギリスを代表する哲学者・経済学者ミルの代表作。ミルといえば、功利主義の穏健派という印象。この『自由論』では、個人の才能を十分に発揮させるべく、言論や経済などの自由主義が主張されているが、功利主義については一切触れていない。とくに印象に残ったところが、「思想と言論の自由」の項目。世間で認められている意見こそが真理だと盲目的になった時点で、人は排他的になり、成長が止まり、その意見の意味自体にも無関心になる。だからこそ対立した意見との議論が必要だというところは、身につまされる思いであった。

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