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ISBN 10 : 4862851347
Content Description
宗教改革史全体をともに生き、大きな影響を与えたフィリップ・メランヒトン(1497‐1560)。ルターはオリジナルな神学思想を展開したが、メランヒトンは福音派の信仰告白を起草し、福音派神学の最初の教科書という衣装をきせた。ルターの影に隠れて目立たない存在に思われがちな彼は、宗教改革運動の実質を担い、それを稔りあるものに作り直していくと同時に、中等・高等教育機関としてのギムナジウムや大学制度の基礎を整え、ドイツの教師と呼ばれてきた。本書ではあまり知られていないメランヒトンの側面を紹介しつつ、歴史のうねりのなかで真摯に生き抜いた彼の姿を分かりやすく描いている。
目次 : メランヒトン、だれ、何者?/ 中世の終わりに生まれて/ 人文主義の影響下で/ マルティン・ルターとの出会い/ 宗教改革側での第一歩/ 最初の福音主義教義学/ しぶしぶの結婚/ マイホーム/ ついに、ザクセンでの宗教改革/ 学校と大学への関わり〔ほか〕
【著者紹介】
菱刈晃夫 : 1967年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学博士(教育学)。現在、国士舘大学教授。専攻:教育学、教育思想史、道徳教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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