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ISBN 10 : 4596537755
Content Description
身も心も捧げた初恋は、屈辱に終わった。
なのに今、私は愛されぬ花嫁に‥‥。
18歳の夏、キャリーはさる公国の大公リュクに恋をし、純潔を捧げた。
だが翌日、彼は名づけ親を通して別れの意思を伝えることで、
彼女を公国から追い出しにかかったのだった。
用意された“一夜のお相手代”には目もくれず城を去ったキャリーは、
やがてリュクの子を身ごもっていることに気づいたが、
子宮外妊娠だったため出産はあきらめざるをえなかった‥‥。
そんな辛く悲しい出来事を記憶の奥底に閉じこめ、8年が過ぎた。
そして今、思わぬ再会を果たしたリュクから、プロポーズされる!
ほとんど脅迫ともいえる強引な求婚に戸惑いながらも、
彼への恋心をくすぶらせていたキャリーは受けることにするが‥‥。
リュクのプロポーズを、驚きと愛憎をもって受け止めたキャリー。けれども結婚式の3日前、またしても彼の名づけ親である伯爵夫人がリュクとキャリーの前に現れ、まるで鬼の首を取ったかのように、キャリーがかつておなかの子をあきらめたことを暴露して――!
【著者紹介】
ペニー・ジョーダン : 1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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