Books

吸血鬼ドラキュラ 創元推理文庫

ブラム・ストーカー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488502010
ISBN 10 : 4488502016
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1970
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mocha

    50年近く前の訳なのでもっと手こずるかと思ったが、意外にも読みやすい。映画にイメージが固定されて以降のドラキュラ伯爵は、ポマードべったりの紳士然とした人物を思い浮かべるけれど、原作では白髭の老人だ。立ち向う6人(プラス被害者1名)の書簡や日記で綴られるので、それぞれの葛藤や行き違うもどかしさを煽る。ときどきへんてこりんな言葉遣いがあるが、さすがロングセラーだと思わせる名調子。現代ホラーの原点だと思った。

  • 扉のこちら側

    2016年885冊め。【218/G1000】吸血鬼物の古典で、現代の我々のイメージする吸血鬼像はもうここでほとんど完成している。そのイメージが強すぎてこの小説もなんだか知ったような気になっていたが、書簡体小説ということで禍々しい雰囲気や恐怖感はあまりない。語り手が頻繁に変わることで緊迫感は増す。一番興味深かったのは後半でのミナの心理。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    絵は素晴らしいのに中身はまるで美味しい所だけ、取ったようで調味料を入れる順番だけでなく、素材の風味も味も滅茶苦茶にしてしまった料理のような絵本を読んで却って原作に興味を持ち、読みました。原作は手紙や手記、記録で構成されながらも客観的に事実を伝えようとする姿勢が事態の緊迫性と恐ろしさを伝えていて素晴らしかったです。特に幼児誘拐事件と並行する城での女たちの饗宴の悍ましさやルーシーが臨終にアーサーに接吻をねだった理由に戦慄。そしてヴァン・ヘルシング博士の活躍が読めて良かった反面、あの人の最後に涙を禁じ得ません。

  • たきすけ

    ブラム・ストーカー著の本作「吸血鬼ドラキュラ」は我々が知っているあの馴染み深い設定の不死者を倒す為にヴァン・ヘルシング卿を中心とした若者達が奮闘する傑作怪奇小説です。ぐいぐい引き込むストーリーラインは文字数の多さを跳ね除ける魅力があり、尚且つ次のシーンで何が起こるのか予想しづらい構成には一定の緊張感を持って読み進める事が出来ました。本編中では不死身に近いドラキュラ伯爵の恐怖感が余す事なく滲み出ており、冷静なヘルシングの活躍との対をなすこの構図が現在に至るまで読み続けられている所以ではないかと思います。

  • アナーキー靴下

    子供向け本や映画で知ってるつもりになっていた本作。ホラー作品として捉えれば、次なる被害者ミナ、なだけのはずが、原作はミナを中心に据えた物語で、全く印象が違った。ホラーとしては58年の映画『吸血鬼ドラキュラ』が好きだけど、あれだと十字架はただの退魔力を持つアイテム。原作にはキリスト教的な信念と求道、騎士道精神のような趣があり、それが吸血鬼を退ける力になっているように見える。92年の映画『ドラキュラ』は原作にはないロマンスが追加されていたけれど、それでもそちらの方が原作を表現しようとしていたようにも思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items