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鮭の歴史 「食」の図書館

ニコラース・ミンク

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562051038
ISBN 10 : 4562051035
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間がいかに鮭を獲り、食べ、保存(塩漬け、燻製、缶詰ほか)してきたかを描く、鮭の食文化史。アイヌを含む日本の事例もくわしく記述。意外に短い生鮭の歴史、遺伝子組み換え鮭など最新の動向も。レシピ付。

目次 : 序章 アラスカの町シトカから/ 第1章 鮭はどのように食べられてきたか/ 第2章 塩漬けと燻製/ 第3章 缶詰/ 第4章 生鮭/ 第5章 終わりに―鮭の未来

【著者紹介】
ニコラース・ミンク : アメリカのウィスコンシン大学で歴史学の博士号を取得後、食べもの、文化、環境をテーマに精力的に執筆活動を行なう、持続可能な食料システムの専門家。インディアナ州バトラー大学都市生態系研究センター特別研究員。共同設立者として起業した「シトカ・サーモン・シェア」は、アラスカの小規模なサケ漁師の獲ったサケを中西部の消費者に販売し、収入の一部を漁場の生態系を保護する活動に還元している

大間知知子 : お茶の水女子大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けぴ

    寿司ネタでも美味しい鮭。実は生鮭が普通に市場に出回るようになったのは1990年頃から。養殖鮭の発達と保存、輸送の進歩による。それまでは鮭の9割以上は鮭缶として保存、消費されていたとのこと。シーチキンの出現も鮭缶の消費低下に繋がる。食に関する物語は面白い(^。^)

  • Kouro-hou

    長きにわたり人類の貴重な食料である鮭の話。とにかく決まった時期に食いきれない量が一気に川に登ってくる&〆た途端に腐り始めるので塩漬け、燻製、埋蔵等各地それぞれの保存技術が向上。やがて缶詰が登場して(缶詰のデモンストレーションとしても腐りやすい鮭が良かった)世界の食卓を席巻するも、ツナ缶の台頭とボツリヌス菌混入事件で凋落。入れ替わりに運送技術の向上と養殖で生魚が出回るようになり、安くて一年中食べられるように。そして半分の時間(コストも)で成熟する遺伝子組み換え鮭が…。鮭大好き国として日本もしばしば登場。

  • 金吾

    ○鮭は好きな魚であり、北国の自然を支えている魚という印象もあり、興味深く読めました。特に鮭の歴史はなるほどど感じるものであり面白かったです。また世界各地の鮭との関わりも良かったです。

  • 秋良

    実は人間と古い付き合いな鮭の歴史。「鮭を食いてえいつでも食いてえ」という欲望が、燻製や塩漬けから鮭缶や冷凍保存、養殖まで技術を進歩させてきたと言ってもいいかもしれない。そしてそれと共に鮭の価値も関わる人々の待遇も上がったり下がったりする。寿司ネタのサーモンは新しいのか!最後には何気に大事なことが書いてある。「鮭を人工的に作れるようになったら、人々は環境の保全への興味を失うだろう」。なるほど。

  • くさてる

    このシリーズは好きで全部読んでいるのだけど、これまではパンやお茶、ミルクにキノコ、と一般的に広い食物が対象だったので、この巻は「鮭?」とまずは疑問。でも読んでみると、鮭という食材が世界各国でどれだけ愛されてきたのか、その歴史の深さが丁寧に解説されているので、納得がいきました。日本人も鮭好きな国民として紹介されているけれど、それぞれの国で愛され方が違うのですね。それが面白かったです。カラー図版も多く、読みやすい一冊です。

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