大好評につき、オンデマンド版刊行!(旧版は絶版としました)
ルネサンス音楽の生きた姿を伝える演奏技法書、450年の時を超えてついに日本語版刊行!
16世紀スペインの作曲家ディエゴ・オルティスによる変奏・装飾法の名著を、日本を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の平尾雅子が翻訳。ルネサンス音楽を学ぶすべての声楽家・楽器奏者・研究者必読! 最新の研究成果を盛り込んだ詳細な解説付き。
●目次
推薦状──邦訳に寄せて(ジョルディ・サバル)
監修者のことば(濱田滋郎)
凡例
まえがき
解説
1.『変奏論』と3 種類の資料
2.『変奏論』のタイトルをめぐって
3.スペイン語版とイタリア語版の比較
4.オルティスの生涯と作品
5.『変奏論』で扱われている楽器,ヴィオラ・ダ・ガンバについて
6.ヴィオラ・ダ・ガンバの成立とイタリアでの発展
7.第1部とディミニューション
8.第2部と対旋律
9.ディミニューション技法とその様式について
10.16世紀のヴィオラ・ダ・ガンバの調弦法
11.M.プレトーリウスのヴィオラ・ダ・ガンバ属にかんする記述
12.ルネサンス時代の音高表記
13.音符の上の臨時記号について
14.レセルカーダにおけるメンスーラとテンポ
15.本書の現代譜について
16.16世紀の日本と南蛮音楽
ディエゴ・オルティス『変奏論』
第1部
第2部
文献表
あとがき
付録 パート譜