ダンティエル・w・モニーズ

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ミルク・ブラッド・ヒート

ダンティエル・w・モニーズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309208787
ISBN 10 : 4309208789
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死に取り憑かれた少女たちの誓約(「ミルク・ブラッド・ヒート」)、失った胎児を幻視する母親の安息日(「饗宴」)、教会から追放された女子高生が挑む復讐劇(「天国を失って」)、父の遺灰を捨てるロード・トリップで回帰した記憶(「水よりも濃いもの」)…。ミレニアル世代が描く、女性たちの深き闇と、瑞々しい赦しのとき。ブラック・フェミニズムの新地平。

【著者紹介】
ダンティール・W.モニーズ : 1989年、フロリダ州ジャクソンヴィル生まれ。現在はウィスコンシン大学マディソン校アシスタント・プロフェッサーでクリエイティヴ・ライティングを指導している。2018年、本書の表題作「ミルク・ブラッド・ヒート」でアリス・ホフマン小説賞等を受賞。2021年、全米図書賞「5 Under 35」に選出される

押野素子 : 翻訳家、東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部、ハワード大学ジャーナリズム学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    最初の数篇を読んだだけでビビッと来た。確かにいくつかはここ数年で最も記憶に残る短篇集『フライデー・ブラック』に劣らぬ、ソリッドで衝撃的な作品である。読んでいる間の蝕まれるような不快感が素晴らしい。読了後かなりの時間が経った今、特に印象深かったお気に入り作品を挙げるなら表題作と「饗宴」そして「天国を失って」かな。感想を書くまでに大分間が空いてしまったので機会があったら読み返したい。

  • ワッピー

    読み友さんの感想から。親友を失う表題作、生まれなかった我が子への思い「饗宴」、弟を守る理解されざる姉「異音」、余命わずかな配偶者を持つ愚かな夫の孤独「天国を失って」、思春期の娘を持つ母親の苦悩「敵の心臓」、孤独な親友との距離「ゴムボートの中で」、地味な生活とバーテンダーの落差「スノウ」、母親の誕生パーティ「欠かせない体」、父親の散骨と兄妹の距離「水よりも濃いもの」、ゲテモノを食べる富裕層「悪食家たち」、月夜の女祭「骨の暦」を収録。黒人女性の視点を通じてイヤでも包み込まれている社会構造と人間関係、⇒

  • 川越読書旅団

    文藝2023夏号の特集で同作品を知り手にとる。決してブラックやフェミニ的な観点に固執することなく、現代のアメリカ人(ネットを通じて価値観がグローバル化されている昨今においては全現代人)が抱える不器用さやアンバランスな精神性を短編ながらも緩急織り交ぜて描写しており、読んでいて辛いは辛いのだが、結果読了まで誘われる魅力的な11遍。また、それぞれの主人公の年齢、性別、社会的立場のバリエーションに富んでおり、読者を選ばない短編集となっている。

  • 星落秋風五丈原

    アリス・ホフマン小説賞。表題作インパクトあり。キーラは死に取り憑かれちゃたのかな。「饗宴」流産で深い傷を負ったレイナは水族館で見た蛸のある行動で癒される。

  • くさてる

    少女独特の残酷性と傷つきと友人への憧れ、幻想と喪失な雰囲気がある冒頭の一篇に、正直言ってこういう話はいくらでも読んできた、と思った。けれど、読み進めるうちにそれだけではない短編集だと気づいた。様々な境遇にある人物の焦りや苦しみ、悲しみと戸惑いがリアルに描かれていて、けれど重苦しいだけではない普遍さがあった。良かったです。

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