Product Details
ISBN 10 : 439332353X
Content Description
生の目的を見定め、「徳」を希求する人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為より生全体を問う視点が示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世、中国の儒教から、アンスコムやフットといった近現代の展開まで丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また環境・医療・ビジネス・政治など応用倫理の場面をも網羅した最良の入門書。
目次 : 現代道徳哲学における徳倫理学/ 徳倫理学・幸福・善き生/ 古代の徳倫理学―思慮に焦点を当てた概観/ 徳倫理学と中国の儒教の伝統/ 中世の徳倫理学/ ヒュームによる徳の解剖/ 徳倫理学の衰退の歴史/ 二十世紀の徳倫理学/ 徳倫理学と正しい行為/ 徳倫理学と生命倫理学/ 環境徳倫理学/ ビジネス倫理に対する徳倫理学的アプローチ/ 徳と政治/ 徳倫理学に対する状況主義者からの批判/ 徳倫理学の定義
【著者紹介】
立花幸司 : 1979年、東京都生まれ。熊本大学文学部准教授、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野業務協力者、米国ジョージタウン大学メディカルセンター客員研究員
相澤康隆 : 1979年、東京都生まれ。三重大学人文学部准教授
稲村一隆 : 1979年、埼玉県生まれ。弘前大学教育学部講師
佐良土茂樹 : 1981年、川崎市生まれ。上智大学哲学研究科特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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