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ISBN 10 : 4000612654
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1963年の秋、公民権運動はアメリカの意識に深く浸透していた。SNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長として、ジョン・ルイスは若き活動家たちを導いていく。絶え間のない直接行動を通して、あからさまな不正を訴えるSNCCだったが、危険もますます増える。ジム・クロウ法(人種隔離法)の下でおこなわれる脅迫、暴行、殺人―。残された希望は、抑圧された南部の黒人たちの声に形を与えることだった。ルイスたちは、黒人の有権者を増やすために、人種差別の牙城、ミシシッピ州にボランティアを送り込む。またそこに集まった活動家たちはミシシッピ自由民主党を結成し、民主党の全国大会で黒人の権利がいかに排除されているかを訴えるが…。多大な犠牲を払い、また組織の亀裂に苦しみながらも、25歳のジョン・ルイスはアラバマ州セルマでの行進にのぞむ。公民権運動の歴史を描くグラフィック・ノベル三部作、堂々の最終巻。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト第1位、全米図書賞(児童文学部門)受賞、ウィル・アイズナー賞受賞、コレッタ・スコット・キング図書賞受賞、マイケル・プリンツ賞受賞
【著者紹介】
ジョン・ルイス : 1940‐。公民権運動において重要な役割を果たしたことで広く知られる。アラバマ州の農村で生まれ育ち、牧師を志す。神学校在学中に参加したランチ・カウンターでの座り込みのデモを皮切りに、多くの運動に参加し、公民権運動において、数々の重要な場面に立ち会った。1963年から1966年までSNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長を務める。1963年のワシントン大行進では23歳で最年少の演説者となった。1965年にセルマからモンゴメリーへのデモ行進を率い、アラバマ州警察から激しい暴行を受ける。「血の日曜日事件」として知られるこの事件は、1965年の投票権法の成立をうながした。1987年よりジョージア州5区選出の米国下院議員。2011年にはバラク・オバマ大統領から自由勲章を授与された
押野素子 : 翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、レコード会社勤務を経てハワード大学ジャーナリズム学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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