ジョナサン ウォルドマン

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錆と人間 ビール缶から戦艦まで

ジョナサン ウォルドマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806715214
ISBN 10 : 4806715212
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「最大最凶のデストロイヤー」と言われる錆。金属を加工し利用することで文明を発達させてきた人類にとって、錆は大敵だ。防食技術と自由の女神、ステンレス鋼開発秘話、国防総省と錆との戦い、腐食防止の環境ホルモンのリスクをひたかくしにする缶産業の実態、極寒のアラスカを縦断する石油運搬パイプラインは、産出量の低下も相まって維持管理は重大な問題である。錆という自然の脅威に、めっきを施し、電流を流し、新たな技術と培った経験を武器に立ち向かう人類の戦いを描く。ウォール・ストリート・ジャーナルベストブック・オブ・ザ・イヤー受賞!

目次 : 蔓延する脅威―錆という敵/ 手のかかる貴婦人―自由の女神と錆/ 腐った鉄―錆と人間の歴史/ 錆びない鉄―ステンレス鋼の発明/ 缶詰の科学―錆と環境ホルモン/ インディアナ・ジェーン―錆の美/ 国防総省の錆大使/ 亜鉛めっきの街/ 錆と戦う男たち/ 錆探知ロボット―パイプラインと錆/ 暮らしの中の防錆用品/ 防食工学の未来

【著者紹介】
ジョナサン ウォルドマン : アメリカ、ワシントンD.C.で育つ。ダートマス大学とボストン大学のナイト・センター・フォー・サイエンス・ジャーナリズムで書くことを学び、また近年は、コロラド大学でテッド・スクリップス奨学金を得て環境ジャーナリズムを学んだ。環境・科学ジャーナリストとして、ワシントン・ポスト紙や『アウトサイド』『マックスウィーニーズ』といった雑誌に寄稿しているほか、フォークリフト運転、樹木医、サマーキャンプの監督、ステッカー販売、コックなどの仕事を経験

三木直子 : 東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。外資系広告代理店のテレビコマーシャル・プロデューサーを経て、1997年に独立。海外のアーティストと日本の企業を結ぶコーディネーターとして活躍するかたわら、テレビ番組の企画、クリエイターのためのワークショップやスピリチュアル・ワークショップなどを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shin

    英語版のタイトルは『RUST』。”錆”というセクシーさの欠片もない現象に関わる(ちょっとイカレた)人々を取材したドキュメンタリー集。好みが別れるところだと思うけど、個人的にはこういうのは大好き。そもそも表紙のデザインが「錆の美しさを写真に収め続けるフォトグラファー」の作品というのが素敵すぎる。現代において、錆は我々の目の前の生活からは見えなくなりつつあるけれど、老いた社会のインフラにとっては脅威そのものであり、その脅威と静かに戦い続ける人々が存在することを知るだけでも一読の価値がある。

  • koji

    大部なので、つまみ食いのように読みました。自由の女神と、ハリーブレアリーのステンレス発明の降りが気に入りました。それにしても欧米系のジャーナリストは、しつこく調べて分かりやすく書きますね。着眼点も見事です。私が時折欧米ノンフィクションを読む理由です。

  • 【立読】錆に関する歴史からステンレス、アルミ缶の発明、塗料などの防食に関するオタク的な内容。専門的な化け学の知識が無くても楽しく読める。船、兵器に関する錆が多いが一般家庭に関する錆の話もあり。知識欲を湧き立ててくれる。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。原著の刊行は2015年と新しい。科学史家ではなく、科学ジャーナリストによるもの。錆ったら鉄の表面が酸化するもんというイメージなのだが、モノには微量の金属元素が含まれており(ミネラル成分といった方がわかり良い)、すると異なる2つの金属が接して電圧が生じてしまい、そこが腐食が発生するのだ。これを逆手に取るのがメッキである▲塗料について。飲食物の「缶(詰)」の内側外側には人工樹脂が多層貼り付けられている。なるほど、ペットボトルと同じなんだな。環境ホルモンの観点からエポキシ樹脂の危険性が言われている。

  • Uzundk

    とても面白かった。全ての金属はやがて錆となる。金属を扱う様になって以降のすべては錆との戦いであり、貴金属の貴さとは錆にくいのことである。現代、人の手に触れる金属はアルミやステンレスなどとてもさびにくくなった様に見えるが、それは塗装などで覆い隠されているからである。そうでもしなければ、やはり世の中は錆だらけなのだ。日常生きている間におおよその人は気にもとめない錆、だが現代的な生活を支えるありとあらゆる構造物、建築物、機械は金属を使っており、私達は常に闘いに曝されているのである。

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