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ISBN 10 : 4044086079
Content Description
「すべての人間の一生は、ある精霊が見ている夢。そして、死は、ひとつの目ざめであろう」。欲望や感情など、無限に溢れ出る人間の「意志」が世界を規定し、その意志を実現できない一切の生は苦しみに満ちている、とした偉大な哲学者が、死について深く考察。そこから善人と悪人との差異、生きることの意欲、人生についての本質へと迫る。意思に翻弄される現代人へ、死という永遠の謎を解く鍵をもたらす名著。
目次 : 第1部(死によってわたしたちの真の存在は滅ぼされるものではないという説/ 生の空しさに関する説/ この世の悩みに関する説/ 自殺について/ 生きようとする意志の肯定と否定とに関する説)/ 第2部(死によってわたしたちの真の存在は滅ぼされるものではないという説によせて/ 生の空しさに関する説によせる補遺/ この世の悩みに関する説によせる補遺/ 自殺について/ 生きようとする意志の肯定と否定とに関する説によせる補遺)
【著者紹介】
アルトゥル・ショーペンハウエル : ドイツの哲学者。1788年、ダンツィヒ(現ポーランドのグダニスク)の豪商の子として生まれる。当初、父の後を継ぐはずであったが、学問への情熱を断ち切れず大学へ進学。主著『意志と表象としての世界』を発表後、ベルリン大学の講師となり、カント哲学を高く評価する一方、同大学のヘーゲルを激しく批判。理性に対する意思の優位性を説き、19世紀末以降の思想・芸術・文学に大きな影響を与えた。1860年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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