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ISBN 10 : 4864882517
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土地固有のかたちとフランス語の多様性を追求し続けたスイス・ロマンドの国民作家C・F・ラミュ―ラヴォー地域の村落を理想郷として描く詩的小説の表題作、故郷の地勢から発する文学を決意した「存在理由」、「手本としてのセザンヌ」「ベルナール・グラッセへの手紙」を収録。本邦初訳。
目次 : 詩人の訪れ/ 存在理由/ 手本としてのセザンヌ/ ベルナール・グラッセへの手紙
【著者紹介】
C.F.ラミュ : 1878‐1947。スイス・ロマンド(フランス語圏スイス)文学を代表する作家。1878年、ローザンヌ(スイス)に生まれる。1900年よりパリとスイスを往復する生活を開始。1903年に初詩集を出版、その後小説に転じ、1905年刊の初小説『アリーヌ』でスイス・ロマンド文学の旗手となる。1914年に完全帰国、以後は終生ローザンヌ近郊に住む。帰国を機に、生地に暮らす人々の姿を集団的な声によって描く独自の書法に取り組む。その特異な文体はクローデル、コクトー、セリーヌらに賞賛され、ジャン・ジオノに影響をあたえた
笠間直穂子 : 1972年、宮崎県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学。現在、国学院大学文学部准教授。フランス語近現代文学研究、翻訳。訳書にマリー・ンディアイ『心ふさがれて』(インスクリプト、第十五回日仏翻訳文学賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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