キャス・サンスティーン

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同調圧力 デモクラシーの社会心理学

キャス・サンスティーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560093658
ISBN 10 : 4560093652
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

合理的な選択か、大きな間違いか。

目次 : 序章 社会的影響の力/ 第1章 同調はどのようにして生じるのか/ 第2章 カスケード/ 第3章 集団極性化/ 第4章 法と制度/ 結論 同調とそれへの不満

【著者紹介】
キャス・サンスティーン : 1954年生まれ。ハーヴァード大ロースクールを修了したあと、アメリカ合衆国の連邦最高裁判所や司法省に勤務し、1981年よりシカゴ大ロースクール教授を務め、2008年よりハーヴァード大ロースクール教授。専門は憲法、行政法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務めた

永井大輔 : 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2003年から05年まで英オックスフォード大学に留学。現在、法政大学および武蔵大学兼任講師。専門は十九世紀アイルランド史

高山裕二 : 1979年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。現在、明治大学政治経済学部准教授。専門は政治学・政治思想史。『トクヴィルの憂鬱』(白水社)で渋沢・クローデル賞、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ばたやん@かみがた

    《極端な議論に陥らない為に》(1)法学、経済学などを広く閲し、政府・裁判所での実務経験もあり、民主主義社会で健やかに議論が行われる条件を模索してきた著者。今回は、そのような議論を内部から破壊しかねない「同調」等を論じます。極端だが自信たっぷりな意見表出者に引きずられ、そこに党派などの集団的帰属意識が輪をかけることで特定少数者や社会全体に不利益もたらす決定が成される場合がある─そのメカニズムを読み解き、米国において伝統的な憲法の精神に立ち返って対抗する制度、方策を提議していく姿勢は説得的です。(1/4)

  • うえぽん

    Nudgeで有名なHLS教授による特定の社会を超えた同調傾向と向き合う制度論。同調やカスケード自体は問題ではないとしつつ、人々が有益な情報を公にしないこととなる結果、大間違いをもたらしうるとする。コロナや大震災で多くの人が経験した利用可能性ヒューリスティックとカスケードとの組合せは、メディアの報道姿勢によっても増幅されてきたと感じる。合衆国憲法が保障する連邦制、二院制、米国に特徴的な合議制執行機関は同調傾向への遮断力を持つとするが、日本の二院制や地方自治の機能はどうか。法学教育での多様性重視は首肯できる。

  • りょうみや

    人はいとも簡単に無意識に集団の影響を受けることを社会心理学的に示して、集団として極端な意見に陥らないための、法や制度のあり方について理路整然と述べられている。それは少数派の意見、批判的思考を常に抱えておくということになるだろうか。合衆国憲法はそのことを大事にしていることを強調している。最近のネット・SNSにも触れていて同じように当てはまる。巻末で訳者が有名な「『空気』の研究」と比較しているところも面白い。本書はその「空気」を社会心理学的な現象として見事に説明している。

  • とりもり

    タイトルは「自粛警察」のような強圧的なものを想像させるが、内容はもっと多岐に亘る。人は多数派の意見の影響を受けやすく(同調)、特に集団の議論はその傾向に沿ってより極端な考え方に収斂する傾向にある(集団極性化)。また、少数の主唱者の意見に他の人間が感化されがちでもある(カスケード)。対策として、連邦最高裁判決を例に必ず少数派の裁判官を加えることで結論の多様性を確保することを挙げる。ネット社会で同質の意見を持つコミュニティ化が促進される中、同調・カスケード化をどう防ぐかは民主主義の重要な課題かと。★★★★☆

  • koba23

    まず同調圧力は日本独自だけのものだと勝手に思っていたが、日本が極端なだけでどの国でもあることだとわかって一安心。ただ、やはり悪影響は大きくて、当然日本は大きく社会が影響を受けている。うっかりすると、空気を読むとかの話だけではなくて、重要な意思決定にも関わってくるので、意識的に理解して影響を受けないようにしないとマズい、と感じた。

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