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赤い大地黄色い大河 10代の文化大革命

アンコーチャン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784901088398
ISBN 10 : 4901088394
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

反日運動をひきおこす現在の中国の人びとの“根っこ”がわかる。2005年、ボローニャ国際児童書展大賞受賞作品。

【著者紹介】
アンコーチャン : 北京に生まれ、15歳から17歳まで山西省で下放生活を送った後、1976年北京にもどり、中央戯劇学院入学。1982年卒業。現在、カナダ・トロントにて、画家、イラストレーターとして活躍。2005年、ボローニャ国際児童書展・ノンフィクション部門で、本作品がラガッツィ賞(大賞)を受賞

青野繁治 : 1954年生まれ。大阪外語大学大学院外国語学研究科東アジア語学専攻修士課程修了。大阪外語大学外国語学部教授。専門は、中国現代文学

稲葉茂勝 : 1953年生まれ。東京外国語大学卒。児童書の編集をおこないながら、翻訳・創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • p.ntsk

    現在カナダで画家・イラストレーターとして活躍しているアンコーチャンの自伝的絵本。1966年毛沢東は紅衛兵運動をおこし文化大革命を始めます。毛沢東語録を手に「文化大革命万歳、打倒走資派!」「造反有理!」と叫ぶ若者で溢れる北京。アンコーの父親も黒五類(古い考えを持つ人)とされ労働収容所に送られます。絵本では紅衛兵運動へて下放運動を経験するまでが描かれています。文化大革命の嵐は1976年毛沢東の死とともに終りますが、ある意味毛沢東にいいように使われた紅衛兵世代は現代中国の失われた世代と言えるでしょう。

  • フム

    図書館の児童書コーナーから。中国の文化大革命の混乱した時代を紅衛兵として生きた著者。革命の熱狂にわきあがる同級生たち、ただただ他の子どもと同じでいたいと願う筆者。至るところに赤いポスターが貼られ学校は封さ、映画館では毎日同じ映画が上映される。本と言えば毛沢東の本しか読んでいなかった。まさに全体主義にのみ込まれた時代。そんな彼を我に返らせたのが父親の書斎にあった書物。読んではならないとされていた書物を読みあさり、はじめて世界には沢山の異なった種類の人がいるということがわかる。この本の読者もそれは同じだ。

  • Sansan Nag

    こういうのを読んでみても思うのだけど、国家的なスローガンやムーブメントって身構えちゃうんだよなあ。自分自身、集団行動や宗教が苦手なのも似たように感じるから。不満や不安と元気と「仲間」があるととんでもないことが起きることも。。大事なことは自分の頭で考え、趣味を楽しみ、緩さと遊びの精神を育むことなのかなあ。だから私はギャグ漫画が最高だと思う。飛躍し過ぎか。

  • コンタミ

    ニュース番組で紹介されていて、興味を持って読んでみた。 著者は文化大革命(当時中学生)を経験し、その後カナダで活動している画家・イラストレーター。自身の経験を絵本にしたもの。挿絵と絵本の文章に加えて、当時の写真付きで解説コーナーが要所要所に設けられており、読み応えがある。(例えば「紅衛兵」や「下放」について解説があり、内容を補完してくれる。) 取り扱っているテーマの性質上、ショッキングな内容だが、著者の素晴らしい絵と構成のおかげで、読了感は爽やか。 ぜひ中国近代史に興味がある方におすすめしたい。

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