CD 輸入盤

ライオネル・ターティスに捧ぐ〜ヴィオラ作品集 ティモシー・リダウト、フランク・デュプレ、ジェイムス・ベイリウ(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMM905376
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


「現代ヴィオラ演奏の父」ライオネル・ターティスに捧げる
ヴィオラの注目新星、ティモシー・リダウト


ライオネル・ターティス[1876-1975]は、現代ヴィオラ演奏の父とも称されるヴィオラ界の最重要人物。ヴィオラのための作品を数えきれないほど委嘱、名曲をヴィオラのために編曲。さらに楽器の製造についても助言するなど、ヴィオラのレパートリーと魅力を広め、楽器自体の発展に大きく寄与しました。
 このたび、若手ヴィオラ奏者として注目を集めるリダウトが、ターティス本人の作品やターティスの友人や師匠、生徒たちによるターティスゆかりの作品を集めて演奏、2枚組のCDとしてリリースします。
 ターティスはヴィオラの世界で大きく名を残していますが、そのキャリアはピアノからのスタートでした。16歳でヴァイオリンを手に取り、19歳で弦楽四重奏に誘われてそこでヴィオラを発見、たちまち魅了されました。最初は独学でヴィオラを学び、1902年にクライスラーの演奏を聴いてその美しいヴィブラートに衝撃を受け、その奏法をヴィオラにも取り入れるよう試みました。
 ヨーク・ボーウェン[1884-1961]は、ホルン、ヴィオラ、そしてピアノを演奏した音楽家で、ターティスともしばしば共演していました。また作曲にも長け、後期ロマン派的なスタイルでヴィオラのために2つのソナタ、1つの協奏曲、4つのヴィオラのためのファンタジーなどを残しています。ディスク2に収録のベートーヴェン:『月光』ソナタ第1楽章の編曲も興味深い仕上がりです。
 ターティスより少しだけ後に生まれたフランク・ブリッジ[1879-1941]も、作曲家として名を残していますがヴィオラ奏者としても活躍していました。ブリッジはブリテンの師匠でもあり、ブリテンにヴィオラの魅力を教えた人物でもあります。残念なことにヴィオラの作品はここに収録された『沈思せる人(Pensiero)』と『アレグロ・アッパッショナート』のみ(『沈思せる人』の対となる未完に終わった『アレグレット』はのちにパウル・ハインドマーシュによって補完されましたが、今回は収録されておりません)。
 ターティスが愛奏したブラームス、シューマン、ジョン・アイアランド[1879-1847]らの作品、そしてフォーレの『エレジー』も収録。フォーレの『エレジー』はターティス版を使用。ターティスがアナログ盤で残した録音は収録時間の関係でカットがありますが、リダウトはノーカットで演奏しています。
 盲目のオルガン奏者ウィリアム・ウォルステンホルム[1865-1931]の作品は原曲はオルガン曲ですが、ターティスがたいそう気に入って編曲しました。
 エリック・コーツ[1886-1957]、セシル・フォーサイス[1870-1941]、そしてレベッカ・クラーク[1886-1979]はターティスの弟子。レベッカ・クラークにヴィオラを演奏するよう勧めたのはターティスだったそうです。ヴォーン=ウィリアムズ[1872-1958]の作品は、ヴィオラの音域に合う6作を演奏しています。
 ティモシー・リダウトは1995年生まれ、王立音楽院で学んだのち、2014年セシル・アロノヴィッツ国際コンクール優勝、2016年ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール優勝。ヴィオラ界の若手の中では最注目の演奏者で、オーケストラとも共演多数、2021年6月には王子ホールでトランジット・シリーズに登場、『詩人の恋』をヴィオラとピアノで演奏し、聴衆に強い印象をのこしたことも記憶に新しい注目奏者です。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
01. ボーウェン:ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.18
02. ターティス:日没
03. ブリッジ:2つの小品 H.53〜第1番『沈思せる人』
04. ブリッジ:アレグロ・アッパッショナート H.82
05. ブラームス:愛の歌 Op.71-5
06. シューマン:3つのロマンス Op.28より第2番嬰ヘ長調
07. フォーレ:エレジー ハ短調 Op.24
08. ウォルステンホルム:2つの小品 Op.17より第2番:アレグレット 変ホ長調
09. クライスラー:愛の悲しみ イ短調
10. クライスラー:プニャーニの様式による序奏とアレグロ


 ライオネル・ターティス編曲(05,06,07,08)
 ティモシー・リダウト編曲(09)
 アラン・アルノルド編曲、ティモシー・リダウト改編(10)

Disc2
01. ウィリアム・ヘンリー・リード[1876-1942]:ラプソディ
02. コーツ:ファースト・ミーティング(思い出)
03. ヴォーン=ウィリアムズ:イギリス民謡にもとづく6つの練習曲
04. フォーサイス:ケルト風の歌
05. アイアランド:The Holy Boy
06. メンデルスゾーン:無言歌集 第1巻 Op.19b〜第1番ホ長調
07. ターティス:昨日の夕べ
08. ウォルステンホルム:問い Op.13-1
09. ボーウェン:ベートーヴェンの『月光』ソナタへのオブリガート
(原曲:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2〜第1楽章)
10. レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ

 ジョン・ウィルソン再構築版(02)
 ライオネル・ターティス編曲(05,06,08)
 ティモシー・リダウト編補完(09)

 ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
 フランク・デュプレ(ピアノ:Disc1)
 ジェイムス・ベイリウ(ピアノ:Disc2)

 録音時期:2023年4月(Disc1)、1月(Disc2)
 録音場所:ロンドン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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