所狭しと大胆にチューバが歌いまくる!
ハープとの相性もバッチリ、
ブラス・ファン大注目の協奏作品集
アルバム全編チューバが大活躍する協奏作品集です。太く低くオーケストラを底から包み込むような音を奏でるチューバですが、ひとたび脚光を浴びればその大胆な機動力と歌心で聴く者の心をつかみます。ハープを伴う作品を収録しているのも特徴。演奏しているジークフリート・ユングとヨハンナ・ユングは夫婦で息ぴったり。
(1)はペンタトニックを使ったメロディが何ともヴォーン・ウィリアムズ。第2楽章の田園的な美しさは必聴です。(2)は3+3+2の軽快で颯爽としたリズムが心地よく、ハープの色彩が花を添えます。(3)は単一楽章20分の大曲で決然としたソロに始まり、ピアノと弦が変化音を含んだひねりある和声を打ち込み緊張感を高めるシリアスな作風。そして(4)はとてもロマンティックで美しい名品! 印象的な伴奏音型をハープが繰り返し、チューバが優しくメロディを歌います。中間部では速度を上げて弦が新しいリズム音型を奏でます。冒頭の雰囲気が戻ってきてからもそのリズム音型がメロディに紛れこんだりとなかなか凝った作りの三部形式。(5)は軽快などんちゃん騒ぎが楽しいラストナンバーです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ヴォーン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲(チューバ、管弦楽)
2. ウィリー・メルツ:ディヴェルティメント(チューバ、ハープ、管弦楽)
3. トルビョルン・イヴァン・ルンドクイスト:ランドスケープ(チューバ、弦楽、ピアノ)
4. アンドレア・チョラニー:祈り(チューバ、ハープ、弦楽)
5. イオネル・ドミトル/ウィリー・メルツ編:ルーマニア舞曲第2番(チューバ、管弦楽)
ジークフリート・ユング(チューバ)
ヨハンナ・ユング(ハープ)
マンハイム国立劇場管弦楽団
ウォルター・ヒルガース(指揮)
録音時期:2017年2月20-24日
録音場所:シュターツヒルハーモニー・ルートヴィヒスハーフェン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)