ジブリ映画の久石讓、吹奏楽の巨匠スパークの両氏による書き下ろし作品を含む
ジパング的トロンボーン・クァルテット万国博覧会!
日本を代表する管楽器アンサンブル、トロンボーン・クァルテット・ジパングの最新アルバムの登場です。今回の注目はなんといっても、日本を代表する作曲家で、ジブリ映画の音楽を担当し、今年はSMAPに楽曲提供し話題となった久石讓が、ジパングのために楽曲を提供しました! 久石らしい美しいメロディとミニマル・ミュージックが融合した大作となりました。このレパートリーの定番となってゆくでしょう。
また、吹奏楽界の巨匠、フィリップ・スパークの書き下ろしも収録。今回はミディアム・テンポの重厚でスパークらしい心地よいハーモニーを堪能できる作品となりました。その日本とイギリスの作曲家の新作を中心に、フランスのバセット、ポーランドのセロツキ、イタリアのガブリエリ、ドイツのライヒェ、オーストリアのアルブレヒツベルガーと世界のトロンボーン四重奏の作品を集めました。世界各国を代表する楽曲を、トロンボーン・クァルテット・ジパングが見事に奏でます。まさにジパングによる世界万国博覧会! トロンボーン・クァルテットによる世界平和のハーモニーが高らかに響きます!(クリストン)
【収録情報】
・バセット:トロンボーン四重奏曲
・セロツキ:組曲
・スパーク:リフレクション(書き下ろし作品)
・ガブリエリ/ブラウン編:ソナタ
・ライヒェ:ソナチネ第3番
・アルブレヒツベルガー:ドッペルフーガ
・久石譲:トロンボーンカルテットのための『4つのバガテル』(書き下ろし作品)
トロンボーン・クァルテット・ジパング
録音時期:2010年6月7-9日
録音場所:茨城、小美玉市四季文化館みのーれ
録音方式:DSDレコーディング
今回は久石譲と巨匠スパークの書き下ろし作品が目玉。久石の「4つのバガテル」はリズミックで躍動感に満ちた佳曲であるし、スパークの「リフレクションズ」は穏かな曲想の柔和な作品。これ以上に面白かったのはノレやセロツキで、奏者一人一人の高度な技術と歌心が十全で魅せられる。(弘)(CDジャーナル データベースより)