実に貴重なペンタングルのライヴ映像ですが、内容的には決して満足できるものとは言えません。メンバー全員が何となくトロ〜ンとした表情で、演奏にもあまり緊張感が感じられません。ＴＶ局側も彼らがどういうグループなのか良くわかってなかったようで、ジャッキーをアップで映す場面がやたら多いです。バートやジョンがギターを弾く手元を映した場面などは皆無です。全部で6曲しか演ってないうえに、最後の2曲ではジョンの姿がありません。と、内容的には不満も多いのですが、今後ペンタングルの他の映像が出てくる可能性の低さを考えると、ファン

　３０年振りに”Solomon’s Seal”と共に聴きました。 　こんな人相の良い（？）人達は、きょうび彼の国でもいなくなっちゃった。

何がどうなるとこういうDVDが出るのでしょうか？ファンにとっては、ただ奇跡としか言いようがありません。「ソロモンの封印」のライブだなんて・・・！ しかし、冒頭は、まるでLET IT BEです。

ジョンの家でマスターテープが発見されたと彼自身がインタビューで語ってました。オリジナル・ペンタングルの完成された姿として、文句無しの傑作です。

マスターテープ紛失ということらしいですが、見つかったんでしょうか？ところでBoxSetはどうなったんでしょう？

やっと出るんですね！アナログ盤を擦り切れるほど聞きました。ペンタングルのCDではいつもこれが復刻されていないか探してました。夢みたいです。

四半世紀振りに、「ソロモンの封印」が聴けます。学生時代に誰ぞの許に行ったきりの青春譜、ひたすら嬉しい。

　ジャズ/ブルース色の強いブリティッシュ･フォーク５人組による69年の３作目。誰を欠いても形成されないペンタングルだが、本質はバート・ヤンシュ（g,vo）を中心とするグループだったのではあるまいか。鈴を鳴らすようなジャッキー・マクシーの可憐な歌唱の向こうを張って素朴な歌声を披露することも多く、知名度の点でも５人の中では群を抜いている。ジャッキー、ジョン・レンボーン（g,vo）、テリー･コックス（ds,per,vo）が淡々と歌うスコットランドのトラディショナル�C（葬送の曲らしい）は必聴。

　ジャンルの壁を取り払ってでも５人全員が英国を代表するミュージシャンと謳えるグループの70年の４作目。�Aでのアカペラを始めとするジャッキー・マクシーの歌唱は他のフォーク・シンガーとは一線を化す鈴の音のように楚々としたもので、途中に画期的なリコーダー・パートを挟み、バート・ヤンシュと彼を追いかけるジャッキーの歌唱、乱れも隙も見せずにリアルに進行する演奏が一時も気を抜けない20分近い大曲�Dとジャッキーの冷気漂う高貴な雰囲気のシンギングが聴けるタイトル・トラックが聴きもの。

個人的には、彼らの最高傑作だと思います。アナログを所有していますが、CDも是非買いたいと思ってます。