出た、傑作だ。最近かなりｼﾝｶﾞﾛﾝｸﾞですね。 楽曲間の有機性や既視感の演出は、ｺﾝｾﾌﾟﾄｱﾙﾊﾞﾑしか出さない(！)彼等の魅力です。 またRoadSaltｼﾘｰｽﾞ中、小曲かな？と思っていたものが、ｱﾙﾊﾞﾑ間で作品世界をつなぐ役割を果たしています。

Daniel Gildenlowでもﾎﾞﾛﾎﾞﾛに傷ついて、苦悩する。その頬に残る涙の痕を、僕ははじめて見つけた。・・・こんなﾎﾞﾛい音のPOSもまた素晴らしい。

個人的にPain of Salvationの中でもっとも好きな作品。とにかく全楽器が非常に安定していて一曲一曲の雰囲気が伝わってきます。特に５の複雑な２バスリズムはメシュガーのbleed並みにかっこいいです！

いよいよｶﾃｺﾞﾗｲｽﾞも無意味になってきた孤高の存在。ﾎﾝﾄの意味でﾌﾟﾛｸﾞﾚｽ(深化)してると。

ｺﾞﾏｶｼの利かないﾗｲﾌﾞでの極上音源。新旧入り乱れてるが、時代を感じさせない。音楽とは、こう在るべし。孤高の存在。

決して一般的では無い音楽。楽曲の創り・雰囲気に私が崇拝する(畑違いだが)martin goreを感じる。アプローチが今までとチョイと違う。でもposが音出しゃやはりカッコイイね。

part2って書いてある･･！何が飛び出すか分からないと恐れるより、何でも出てくることを楽しもう!今作もﾌﾞﾗﾎﾞｰ、POSﾏﾝｾｰな仕上がり。東洋的で全体に弛緩した雰囲気ながら、実は結構ﾀﾞｲﾅﾐｽﾞﾑが強めでLet’sRock!な作品かも。過去のｱﾙﾊﾞﾑに固執したり先入観をもって聴くと、馴染んでくるまで2,3年かかるヨ。不満はﾗｲﾅｰﾉｰﾂだけ。事実と違う内容、的外れな解説。HPをなぞっただけでしょ？次は別の人が書いてくんないかな。

プログレッシヴ・メタルというよりも、７０年代のプログレッシヴ・ロック（何を定義にプログレッシヴ・ロックというのか曖昧な為あくまで雰囲気的に、、、だが）に、へヴィメタルが味付けされた感じの作風で、ＨＭサイドでなくＰＲサイドのファンにうけそう。ピアノ・ストリングを多用し美麗としか言いようのないサウンドを展開している。

プログレッシヴ・メタルといえどもメロディのセンスが素晴らしい。１ｓｔからの流れを踏襲しつつも、より陰を覆ったメロディが鮮明になり、曲展開も緩急がさらについた。プログレ派、メタル派、メロディ派、全て納得させる秀逸の一品。

リフはＴＨＲＡＳＨ並みにへヴィながらソロのトーンは非常に透明感を持ち、曲の途中にはアコースティックギターを織り交ぜてくる、特にプログレッシヴなＨＭ好きなら思わずにんやりしてしまうバンドです。もっと評価されてもいいと思うのですが。