CD 輸入盤

ドイツ語オペラ・ハイライト・ボックス(15CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4837295
組み枚数
:
15
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ドイツ語歌唱による歴史的オペラ録音を集めたCD15枚組ボックス

オペラ・ファンにとっては非常に貴重な歴史的な録音集が発売されます。これらを聴くと、ドイツ語圏にある多くの都市の歌劇場すべてで、ビゼーからヴェルディの誰もが知る作品がドイツ語で上演されていた時期があったという驚くべき事実に気づきます。フリッツ・ヴンダーリヒなどの歌手たちは世界の舞台で演じる時は自分たちの役を学び直す必要がありました。後にこの伝統を破ったのがカラヤンでした。ウィーン、ザルツブルク、ミラノの舞台でそれぞれのオペラをオリジナル言語で上演したのです。
 このドイツ語歌唱のオペラのハイライツ集はすべて1960年代の主要なスタジオで製作されました。配役も今日から見れば例外的です。端役に至るまでその時代の名歌手が歌い、声の芸術として見事なレベルに達しています。フリッツ・ヴンダーリヒ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ブリギッテ・ファスベンダー、エルンスト・ヘフリガー、イルムガルト・ゼーフリート、リタ・シュトライヒ、シャーンドル・コーンヤなど、素晴らしい歌手陣による演奏をお楽しみください。
 ギーゼラ・リッツ、エルンスト・コツープ、フランツ・クラス、そしてマルセル・クーロー指揮バーデン州立歌劇場管弦楽団による『カルメン』は初CD化です。
 ブックレットにはユルゲン・ケスティングによる詳しい解説付き(欧文)。CD15枚組ボックス。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ビゼー:歌劇『カルメン』ハイライツ


 ロスル・シュヴァイガー、Angela Kotthoff(ソプラノ)
 ギーゼラ・リッツ(メゾ・ソプラノ)
 Maria Graf(アルト)
 エルンスト・コツープ(テノール)
 フランツ・クラス(バス・バリトン)
 マルセル・クーロー指揮、バーデン州立歌劇場管弦楽団&合唱団
 録音:1962年、カールスルーエ
Disc2
● ダルベール:歌劇『低地』 Op.34 ハイライツ


 インゲ・ボルク、カタリーナ・アルダ(ソプラノ)
 ハンス・ホップ、Johannes Elteste(テノール)
 トーマス・ステュアート(バリトン)
 ハンス・ブルーノ・エルンスト(バス)
 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 ハンス・レーヴライン指揮、バンベルク交響楽団
 録音:1964年、バンベルク
Disc3
● マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』ハイライツ
● レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』ハイライツ


 グローリア・デイヴィー、アニー・シュレム(ソプラノ)
 長野羊奈子(アルト)
 シャーンドル・コーンヤ、ドナルド・グローブ(テノール)
 ヴァルター・ベリー、Helmut Winkenstern(バリトン)
 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団、ベルリン放送交響楽団
 ヤーノシュ・クルカ(指揮)
 録音:1962年、ベルリン
Disc4
● ロルツィング:歌劇『ロシア皇帝と船大工』ハイライツ


 インゲボルク・ハルシュタイン(ソプラノ)
 クラウディア・ヘルマン(コントラルト)
 フリッツ・ヴンダーリヒ、フリードリヒ・レンツ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 カール・クリスティアン・コーン(バス)
 バイエルン放送合唱団
 ハンス・ギールスター指揮、バンベルク交響楽団
 録音:1966年、バンベルク
Disc5
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492 ハイライツ


 マリア・シュターダー、リタ・シュトライヒ、ハニー・シュテフェク(ソプラノ)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ヴァルター・ベリー(バス・バリトン)
 フェルディナント・ライトナー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年、ベルリン
Disc6
● オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』ハイライツ


 Mattiwilda Dabbs、ハイディ・クルーク、グラディス・クフタ(ソプラノ)
 ルート・ジーヴェルト、スヴェトカ・アーリン(メゾ・ソプラノ)
 Ulfried Guenther、シャーンドル・コーンヤ(テノール)
 トーマス・ステュアート(バリトン)
 RIAS室内合唱団
 リヒャルト・クラウス指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
 録音:1962年、ベルリン
Disc7
● プッチーニ:歌劇『ボエーム』ハイライツ


 ピラール・ローレンガー、リタ・シュトライヒ(ソプラノ)
 シャーンドル・コーンヤ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ホルスト・ギュンター(バリトン)
 クラウス・ベルトラム、フリッツ・ホッペ(バス)
 ベルリン国立歌劇場合唱団
 アルベルト・エレーデ指揮、シュターツカペレ・ベルリン
 録音:1961年、ベルリン
Disc8
● ロッシーニ:歌劇『セヴィビリャの理髪師』ハイライツ


 リタ・シュトライヒ(ソプラノ)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 ライムント・グルムバッハ(バリトン)
 イヴァン・サルディ、キム・ボルイ(バス)
 RIAS室内合唱団
 ラインハルト・ペータース指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
 録音:1964年、ベルリン
Disc9
● チャイコフスキー:歌劇『エフゲニ・オネーギン』 Op.24 ハイライツ


 イヴリン・リアー(ソプラノ)
 ブリギッテ・ファスベンダー(コントラルト)
 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 マルッティ・タルヴェラ、Hans Marsch(バス)
 オットー・ゲルデス指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 録音:1966年、ミュンヘン
Disc10
● トマ:歌劇『ミニョン』ハイライツ


 イルムガルト・ゼーフリート、キャサリン・ゲイヤー(ソプラノ)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 キース・エンゲン(バス・バリトン)
 Chour Raymond Saint Paul
 ジャン・フルネ指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団
 録音:1963年、パリ
Disc11
● ヴェルディ:歌劇『アイーダ』ハイライツ


 グローリア・デイヴィー(ソプラノ)
 ツヴェトカ・アーリン(メゾ・ソプラノ)
 シャーンドル・コーンヤ(テノール)
 ハンス・ホッター(バリトン)
 パウル・シェフラー(バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 アルジェオ・クアドリ指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
 録音:1961年、ウィーン
Disc12
● ヴェルディ:歌劇『運命の力』ハイライツ


 ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
 ツヴェトカ・アーリン(メゾ・ソプラノ)
 ジェス・トーマス(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ゲオルク・シュテルン(バス)
 RIAS室内合唱団
 ハンス・レーヴライン指揮、ベルリン放送交響楽団
 録音:1962年、ベルリン
Disc13
● ヴェルディ:歌劇『椿姫』ハイライツ


 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
 クラウディア・ヘルマン(コントラルト)
 フリードリヒ・レンツ、フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ギュンター・ミッセンハルト(バリトン)
 カール・クリスティアン・コーン、ハンス・ブルーノ・エルンスト(バス)
 ブルーノ・バルトレッティ指揮、バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1966年、ミュンヘン
Disc14
● ヴェルディ:歌劇『ナブッコ』ハイライツ


 イヴリン・リアー、リアーネ・シネク(ソプラノ)
 シャーンドル・コーンヤ、Gernot Pietsch(テノール)
 トーマス・ステュアート(バリトン)
 マルッティ・タルヴェラ(バス)
 ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
 録音:1965年、ベルリン
Disc15
● ヴェルディ:歌劇『リゴレット』ハイライツ


 Gisela Vivarelli、マリーナ・テュルケ(ソプラノ)
 ヒルデガルト・リュトガース(メゾ・ソプラノ)
 Walter Rausch、エルンスト・コツープ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヴァルター・シュトール、ハンス・ピック(バリトン)
 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1962年、ベルリン

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Bizet: Opera "Carmen" (Highlights)
  • 02. [Performers] Rosl Schweiger, Angela Kotthoff (soprano),
  • 03. Gizera Ritz (Mezzo Soprano),
  • 04. Maria Graf (Alto),
  • 05. Ernst Kotup (tenor),
  • 06. Franz Class (bath baritone),
  • 07. Marcel Couloe (conductor)
  • 08. Baden State Opera Orchestra, Chorus
  • 09. [Recording] 1962, Karlsruhe

ディスク   2

  • 01. Darbert: Opera `` Lowlands '' Op.34 (Highlights)
  • 02. [Performance] Inge Bork, Katarina Alda (soprano),
  • 03. Hans Hop, Johannes Elteste (tenor),
  • 04. Thomas Stuart (baritone),
  • 05. Hans Bruno Ernst (bus),
  • 06. Berlin-German Opera Chorus,
  • 07. Hans Raveline (conductor)
  • 08. Bamberg Symphony Orchestra
  • 09. [Recording] 1964, Bemberg

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1950〜1960年代に各レコード会社が発売して...

投稿日:2021/07/16 (金)

1950〜1960年代に各レコード会社が発売していたオペラのハイライト盤、CD時代になってからは基本全曲盤が中心となったお陰で見かけなくなりました。 名曲を手軽に味わえる良い物でしたが、CDになってもすぐ廃盤なので今回の復活は嬉しいところ。 このBOXはドイツ・グラモフォンが発売した音源を集めた物で、録音時期がら全てドイツ語歌唱となっています。 またCDはクラムシェル仕様。 各CD簡単に見ていきますと、 CD1→ビゼーの『カルメン』 マルセル・クーロー指揮、バーデン州立歌劇場管弦楽団の演奏。 これは初CD化との事。 豪華な歌手よりもこのCDの聴きどころは6曲目のカスタネットである。 ずしりと響く重いカスタネット、存在感は抜群。 6曲目はつまるところジプシーの踊りなのだが、カスタネットに導かれ徐々にテンションが高くなって行く表現は見事だ。 CD2→ダルベールの『低地』 ハンス・レーヴライン指揮、バンベルク交響楽団の演奏で収録。 作曲者の代表曲ながら曲自体を聴いたのは初めて。 全体的に手堅いく仕上がっており、この辺りはオペラハウスを渡り歩いたと言う経歴のある、レーヴラインらしい演奏だ。 CD3→マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』レオンカヴァッロ『道化師』を収録。 2曲セットで上演される事も多いためか、これのみ一枚に2作収録されている。 指揮はハンガリー出身のヤーノシュ・クルカ、演奏はベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(マスカーニ)ベルリン放送交響楽団(レオンカヴァッロ)である。 シュレムやベリーに混じって当時ヨーロッパで活躍していた長野羊奈子が出ているのも気になる所。 演奏はこれも安定した職人的なもの 。 CD4→ロルツィングの『ロシア皇帝と船大工』 この作曲家の代表曲なので録音は幾つもあるが、この録音にはヴンダーリッヒとフィッシャー=ディースカウと言ったスター級の歌手や、当時の名花ハルシュタイン、エレクトーラのオペレッタ録音でも活躍したレンツといった録音ならではの豪華な歌手が聴きどころ。 指揮のハンス・ギールスターはドイツの指揮者でオペラ畑で活躍したマエストロ。 バンベルク交響楽団を振ったこの録音でも手堅い演奏。 有名なバレエ音楽はなかなか。 CD5→モーツァルトの『フィガロの結婚』 フェルデナント・ライトナー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、正統派の演奏。 CD6→オッフェンバックの『ホフマン物語』 リヒャルト・クラウス指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の演奏である。 往年のバス歌手、スチュアート等が出ているが聴きどころはオーケストラと合唱。 プロローグやエピローグで現れる『やいやい、ルーテル親父』の演奏はリズム感が良く、この演奏の聴きどころである。 CD7→プッチーニの『ボエーム』 アルベルト・エレーデ指揮、シュターツカペレ・ベルリンの演奏である。 ボエーム自体あまり聴かないが、この演奏も他と同じく安定した演奏だと思う。 CD8→ロッシーニの『セビリャの理髪師』 ラインハルト・ペータース指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団。 この盤ではヘフリガーが聴きどころで、明晰な歌唱が聴きやすい。 ペータースのタクトによるオケナンバーもなかなか。 CD9→チャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』 オットー・ゲルデス指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の演奏。 この演奏の1番の売りはフィッシャー=ディースカウとヴンダーリヒが共演している事であろう。 ヴンダーリヒ最晩年の歌唱だが、その澄んだ声は健在です。 CD10→トマの『ミニョン』 ジャン・フルネ指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団の演奏で収録。 このBOX、指揮者はドイツ圏以外の人でもオケはドイツ圏という組み合わせが基本だが、これのみ指揮者、オケ共にフランス勢によるもの。 歌手よりもフルネらしい上品なサウンドを聴く一枚で、序曲等はその良い例である。 CD11→ヴェルディの『アイーダ』 アルジェオ・クアドリ指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団による演奏で収録。 これ、オケも歌手もなかなか充実した演奏で抜粋なのが残念である。 CD12→ヴェルディの『運命の力』 ハンス・レーヴライン指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録。 低地でもそうだったが、レーヴラインの的確なサポートが聴きどころ。 序曲を聴けば分かるが音楽がさまざまに表情が変わり、実力派であった事が分かる。 CD13→ヴェルディの『椿姫』 ブルーノ・バルトレッティ指揮、バイエルン放送交響楽団による演奏。 このバルトレッティもオペラ畑を歩いてきた指揮者であり、サポートが上手い。 歌手も役者が揃っておりなかなかのもの。 CD14→ヴェルディの『ナブッコ』 ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の演奏。 そこそこの歌手陣であるが、このCDのヴェルディの中では普通と言ったところだろうか。 CD15→ヴェルディの『リゴレット』 ホルスト・シュタイン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。 ベルリン・フィルによるリゴレットの商用録音はハイライトとはいえ珍しいのではないだろうか。 充実した60年代のサウンドと、豪華な歌手陣による安定した演奏。 こうしてみるとそれぞれ、ハイライト録音ながら歌手は当時のスター級が揃っており、指揮者はオペラ畑出身者(日本にも縁ある人物が多い)を起用し、しっかりと制作されており、おすすめ。 録音は年代の割には良い方というのが多い。

レインボー さん | 不明 | 不明

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