Live With The Wdr Big Band Cologne

2013 年に結成25 周年を迎えるベテラン・コーラス・グループ、ニューヨーク・ヴォイセズ。1996 年にはグラミー賞を受賞。90 年代初頭から度々来日公演も行い、日本にもファンの多いベテランながら、グループ単体のアルバムのリリース数は少なく、本作は、2007 年以来約6 年ぶり、8 作目となるオリジナル・アルバム。ピーター・エルドリッジの最新ソロ作品も発表しているPalmetto Recordsへ移籍後、彼らの初リリースとなる作品です。

2008 年5月17 日ドイツ、ケルンでのライヴ録音。世界的名門WDR ビッグ・バンド・ ケルンとの共演！一組のオーケストラと数年に渡りコラボする活動を繰り返して来たニューヨーク・ヴォイセズらしく、本作の録音は4年前のものですが、現在もWDRと定期的にコンサートを行っており、彼らにとって、このプロジェクトは決して過去のものではありません。

取り上げている楽曲は、お馴染みのジャズ・スタンダードから、ポール・サイモン、アニー・レノックスのカバー、そして今までのアルバムに収録されていたオリジナル曲から、二つのセルフ・カバーを収録！ダイナミックなスイング・チューンにアレンジされたポール・サイモンのM-1、60 年代のヨーロッパ映画のサントラの如きクール・サウンドにアレンジされたM-2、美しいアカペラから一転、高速スイングへと大胆に展開されるＭ -4、原曲の美しさとイメージをそのまま見事に”ジャズ化”させたバラッドＭ -5、オリジナルのラテン・アレンジはそのままに、肉厚なサウンドが更なる感動を呼ぶM-6、唯一アカペラ・オンリーのナンバーM-9、シンセサイザーとミシェル・カミロばりのピアノ・ ソロをフィーチュアし、ラテン・フュージョン風に仕上げたＭ -10 などなど、どの曲もハイライトと呼ぶに相応しく、長尺の曲が多いにも関わらず、最後まで一気に聴けてしまいます！

一糸乱れぬコーラスと、流麗で制御の効いたソロ・ヴォーカリーズ。そしてマイケル・アベネの素晴らしいアレンジが冴え渡るWDRのゴージャスなビッグ・バンド・サウンドと極上のソロ演奏が絶妙に交わり合い、ビッグ・ネーム同志のタッグに対する期待通りの何ともハイ・クオリティな作品！ヴォーカル＆コーラス・グループ・ファンの方は勿論、ビッグ・バンド・ファンの方にもお薦めできます！(新譜インフォより)

Darmon Meader (vo) , Kim Nazarian(vo) , Lauren Kinhan (vo), Peter Eldridge (vo)

WDR BIG BAND COLOGNE : Michael Abene (cond, big band arrangements) , Andy Haderer (tp) , Bernt Laukamp (tb) , David Horler (tb) , Frank Chastenier (p, key) , Hans Dekker (ds) , Heiner Wiberny (as) , Jens Neufang (bs) , John Goldsby (b) , John Marshall (tp) , Karolina Strassmayer (as) , Klaus Osterloh (tp) , Ludwig Nut (tb), Mattis Cederberg (btb) , Oliver Peters (ts) , Paul Heller (ts) , Paul Shigihara (g) , Rob Bruynen (tp) , Wim Both (tp)