『武満 徹、細川俊夫〜声とギターの世界』　大橋多美子、谷辺昌央

武満 徹、細川俊夫：声とギターの世界

2人の日本人作曲家、武満 徹[1930-1996]と細川俊夫[1955-]による、歌とギターのための作品集。直接的に身体的とも言える歌の可能性も追求していた武満に対し、東洋の文化を背景とする作曲家の創造の可能性を追求する細川。2人の歌に対する大きく異なるアプローチを、大橋と谷辺が真摯に解き明かします。（メーカー資料より）

【収録情報】
武満 徹：『SONGS』より
1. ○（マル）と△（三角）の歌（武満 徹　詞）（1961）
2. 小さな部屋で（川路明　詞）（1955）
3. 三月のうた（谷川俊太郎　詞）（1965）
4. 明日（アシタ）ハ晴レカナ､曇リカナ（武満 徹　詞）（1992）
5. 小さな空（武満 徹　詞）（1962）
6. 翼（武満 徹　詞）（1982）
7. 死んだ男の残したものは（谷川俊太郎　詞）（1965）
8. ワルツ（岩淵達治　詞）（1966）

細川俊夫：日本民謡集より〜ギターのための編曲作品（2004）
9. 子守歌
10. さくら

細川俊夫：恋歌 I〜ソプラノとギターのための（1986）
11. 秋の田の（万葉集）
12. 君が行く（万葉集）
13. 由良の門を（新古今和歌集）

細川俊夫：2つの日本民謡〜声とギターのための編曲作品（2003）
14. 五木の子守歌（熊本民謡）
15. 黒田節（福岡民謡）

細川俊夫：声とハープのための編曲作品『3つの日本民謡』（2014）より
16. 南部牛追歌（岩手民謡）声とギター版

　編曲：渡辺裕紀子（1,3-8）、北爪道夫（2）
　「DUOうたほぎ」のために編曲（1,8）

　大橋多美子（メゾ・ソプラノ）
　谷辺昌央（ギター）
　Instrument: Paco Santiago Marin, Ceder, 2017 (9-16) / Andrea Tacchi, Spruce, 2020 (1-8)
　Strings: Savarez Cantiga

　録音時期：2019年10月8-10日、2021年4月22,23日
　録音場所：東京、三鷹市芸術文化センター
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（16）