エーリヒ・イトール・カーン:作品集
カーン(1905-56)はまさに時代に翻弄されたドイツのユダヤ人ピアニストで作曲家。始めはピアニストとして名をあげ、1928年フランクフルトの音大を卒業したあと南西ドイツ放送響でハンス・ロスバウトのアシスタントを務めました。その後ナチスが台頭すると職を失いフランス時代を経て1941年アメリカに移りましたが1956年に亡くなりました。作風はシェーンベルクの影響が大きく、ダイナミックなもので聴き応えのあるものです。(TOBU)
エーリヒ・イトール・カーン(1905-1956):作品集
@ネニア(Nenia Judaeis Qui Hac Aetate Perierunt)(1940-41)
A弦楽四重奏曲(1953)
Bゲラのテンポによるシャコンヌ(1943)
@ルーカス・フェルス(Vc)
ジャン=ピエール・コロー(Pf)
Aレオナルド四重奏団
Bステファン・リトウィン(Pf)
録音:1995〜2003年