LP盤で持っているものもあり、急いで買うこともないのですがすぐに廃盤になる可能性もあり迷います。ジャッキーデシャノン20代後半の作品でこの頃は1年に1枚から2枚のアルバムを出し、レコード会社や拠点も変わり売り方も混迷していたような時代だったと思いますが、「Put A Little Love In Your Heart」のようなヒット曲もあり最も充実したころと思います。中でも「Laurel Canyon」は注目するアルバムです。The Bandの「The Weight」などは誰よりもいち早くカバーするなど自作だけでなく、歌手として音楽的な視野にも意欲的な姿勢がうかがえる興味深いアルバムです。
アトランティック時代のLost Recordingsなのでアルバムコンセプトは要求できませんが、クリスティーン・マクビーの「Spare Me A Little of Your Love」が聴きたくて購入しました。ヴァン・モリソンとのDuetセッションもありそれなりに楽しめます。録音当時は低迷期にあったのかボツになったRecordingが多かったようです。後に「You’re the Only Dancer」や「Quick Touches」のような大人の落ち着いたハスキーさの消えた良いアルバムがスタジオ最後のアルバムになり何とも惜しまれます。