エンサリ&シュフ、夫婦デュオによる
ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、メシアン
1979 年ルーマニア生まれの優れたドイツ人ピアニスト、ヘルベルト・シュフが、妻でもあるギュルル・エンサリとの共演新譜で「naive」に戻ってきました。4手と2台のピアノのための作品がミックスされた『Eternity(永遠)』と題した1枚です。
シューベルトの晩年の傑作のひとつである『幻想曲ヘ短調』は、1854年にシューマンが書いた主題にブラームスが作曲した『シューマンの主題による変奏曲』と対になっています。1943年に2台のピアノのために作曲されたメシアンの記念碑的作品集『アーメンの幻影』からの3つの抜粋は壮大で瞑想的な間奏曲として、またベートーヴェンの『大フーガ』への序奏としても機能しています。
ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、そしてメシアンという、誰もが認める4人の天才たちは、芸術的創造の限界を押し広げることで、時代の枠にとらわれない「永遠」を追い求めた自己表現を行うことによって、彼らが知りえなかったであろう世界(未来)との架け橋を作り、常に生きてきています。
「聴く瞬間、体験する瞬間、このアルバムに没頭する瞬間を、永遠の一部分として体験すること・・・これが、私たちが『Eternity』で目指していることなのだ。」〜ヘルベルト・シュフの言葉(輸入元情報)
【収録情報】
● シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D.940(1台4手)
● メシアン:アーメンの幻影〜第4曲『願望のアーメン』(2台ピアノ)
● ブラームス:シューマンの主題による変奏曲変ホ長調 Op.23(1台4手)
● メシアン:アーメンの幻影〜第5曲『天使たち、聖人たち、鳥たちの歌のアーメン』(2台ピアノ)
● メシアン:アーメンの幻影〜第1曲『創造のアーメン』(2台ピアノ)
● ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.134(作曲者編、1台4手版)
ピアノ・デュオ・エンサリシュフ(ヘルベルト・シュフ、ギュルル・エンサリ)
録音時期:2022年12月20日、2023年2月20,21日、6月24日
録音場所:シュトゥットガルト
録音方式:ステレオ(デジタル)