フランスのピアノ連弾作品集
オーケストラ曲や歌劇の旋律を家庭で演奏するために、また教師が弟子の音楽性と技術の向上のために、古典派の時代から「ピアノ連弾」はさまざまな場面で重用されてきました。このアルバムには、19世紀後半から20世紀にかけて作曲されたフランスの世界初録音を含む連弾作品を収録。シャミナードやマスネのサロン風の華やかな雰囲気を持つ作品をはじめ、ショーソンが20代に書いた初期の未出版作品、ゴダールの晩年の作品、ロパルツが愛娘のために書いた『Pour Gaud(ゴーのために)』を含む小品のような家族的なほのぼのとした作品、アルカンの技巧的な作品など多彩な連弾曲を楽しめます。
録音に用いられたのは1853年製のエラール・ピアノ。繊細でありながら、多彩な表現力を持つ楽器から、マッカラムとヘルヤードの2人は豊かな響きを紡ぎ出しています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ショーソン:4手のためのソナチネ第1番ト長調 (1878)
2. ショーソン:4手のためのソナチネ第2番ニ短調 (1879)
3. ロパルツ:小品 (1903)(ゴーのために/鐘の音/無題)
4. マスネ:4手ピアノのための小品 第1組曲 Op.11 (1867)
5. アルカン:サルタレッロ Op.47 (1856)
6. シャミナード:ロマンティックな小品 Op.55 (1890)より(春/アラブの牧歌/秋のセレナード)
7. ゴダール:2つの小品 Op.137 (1893)(憂鬱な牧歌/村人の行進)
ステファニー・マッカラム&エリン・ヘルヤード(ピアノ/1853年製エラール)
録音時期:2021年1月20,21日
録音場所:シドニー、フェニックス・セントラル・パーク
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(1-4,7)