ワーグナー&ラチュウミア
ふたりの仏ピアニストが奏でる「アメリカ」
ふたりのフランスのピアニストが奏でる「アメリカ」。1973年レンヌ生まれ、クラシックのみならず電子音楽など多彩な活躍で魅せるヴァネッサ・ワーグナー、そして1974年リヨン生まれ、ハイドシェックにも薫陶を受け、独自のプログラムを追求するラチュウミア。2人の最初の接点は、ラチュウミアのヴィラ=ロボスの録音を聴いて衝撃を受けたワーグナーがラチュウミアにコンタクトをとり、ヴァレーズの『アメリカ』を演奏するツアーで共演しないか、と誘ったことだといいます。それからコラボレーションを重ね、今回のアルバムの登場となりました。
選曲は、昔のヨーロッパの人々がアメリカにわたるときに必ず通過したエリス島に始まり、ニューヨーク(ウェストサイド物語)を冒険し、グラスのミニマル風音楽、そして奏者には極めて緻密なリズム感覚を要求しながらも爆発的なエネルギーを秘めたジョン・アダムズと、アメリカ音楽の世界を堪能できるプログラムとなっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● メレディス・モンク[1942-]:Ellis Island(エリス島)
● バーンスタイン[1918-1990]/ジョン・マスト編:ウェストサイド物語からのシンフォニック・ダンス
プロローグ
サムホエア
マンボ
チャ=チャ
出会いの場面
クール
フーガ
ランブル
フィナーレ
● フィリップ・グラス[1937-]:2台ピアノのための4つの楽章
● ジョン・アダムズ[1947-]:ハレルヤ・ジャンクション
ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ)
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
録音時期:2020年7月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)