ワーグナーの玄孫が辿る
スイス亡命時代のワーグナーの足跡
ワーグナー・イヤーに、ワーグナーの人物像を様々な角度から浮かび上がらせる、興味深い映像の登場。
リヒャルト・ワーグナーがスイスに滞在していたことは良く知られています。最初はドレスデン革命に参加して逮捕状が出たために1850年代にスイスに亡命、またバイエルンのルートヴィヒ2世の庇護を受けてから、ワーグナーへの風当たりが強くなったためにスイスへ退去。ことに前者ではチューリッヒ滞在中にオットー・ヴェーゼンドンクと知り合い、その妻マティルデとの深い関係から『トリスタンとイゾルデ』が生まれたのは有名な逸話。しかし、ワーグナーが実際どのような環境で暮らしていたのかは、あまり知られていませんでした。
現在バイロイト音楽祭の共同監督を務めるエファ・ワーグナー=パスキエの息子、アントワーヌ・ワーグナー(1982年生まれ、ニューヨーク在住の若きカメラマン)が、ワーグナーのほかの子孫や研究者たちをたずね、ワーグナーの思い出を聞いたドキュメンタリーを中心に構成されています。
ボーナス映像として、ブレーメン大学の音楽史教授、エファ・リーガーへのインタビュー、指揮者フィリップ・ジョルダンへのインタビュー、そしてスイス観光局とのコラボレーションの下撮影したスイスの名峰の映像などが計79分も収録されています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・ドキュメンタリー『ワーグナー 亡命した天才』
監督:アンディ・ソメル
出演:アントワーヌ・ワーグナー、他
【ボーナス映像】
・エファ・リーガーへのインタビュー
・フィリップ・ジョルダンへのインタビュー
・スイスでワーグナーが見た山々の光景
収録時間:本編54分、ボーナス79分
画面:カラー、16:9
音声:ステレオ(英語、ドイツ語、フランス語)
字幕:なし
NTSC
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