現代音楽の猛者集団がフリー・ジャズと決闘?
強烈に吹きすさぶ音楽表現の嵐
現代音楽の猛者集団ムジークファブリークの演奏集、第15弾。「嵐」と題され、様々な質感の風が吹き荒れる音楽が並んでいます。1は様々な楽器の音色を駆使した、規則的リズムと不規則リズムの饗宴。轟音と静けさの生み出すパラドックスが全編を支配します。2はシェイクスピアの「テンペスト」によるテキストを用いた作品。3はジャズ畑のアーティストたちによるフリー・ジャズがクラシックのアンサンブルと衝突、まったく温度の違う風がぶつかり合います。どれも目を見張るほどの技巧的アンサンブルが繰り広げられており、凄まじい音楽表現の連続に舌を巻きます。まさに嵐のゲンダイオンガク!(輸入元情報)
【収録情報】
1. シュライヤーマッハー:Das Tosen des staunenden Echos (2009)〜アンサンブルのための
2. サーリアホ:The Tempest Songbook (1993-2004)〜ソプラノ、バリトンとアンサンブルのための
3. ヴェルトミューラー:Antagonisme controle (2009)〜サクソフォン、ドラムス、エレキベースとアンサンブルのための
アンサンブル・ムジークファブリーク
オリヴィア・フェアミューレン(ソプラノ:2)
ペーター・シェーネ(バリトン:2)
ペーター・ブロッツマン(サクソフォン:3)
ディルク・ロスブラスト(ドラムス:3)
マリーノ・プリアカス(エレキベース:3)
ジャン・ドロワイエ(指揮:1)
エミリオ・ポマリコ(指揮:2)
クリスティアン・エッゲン(指揮:3)
録音:2009-2014年