ペーター・エトヴェシュ、アヌ・タリたちの指揮で聴く若手作曲家
1980年前後に生まれた若手作曲家たちのアンサンブルのための近作をペーター・エトヴェシュ、アヌ・タリたちの指揮で聴く2枚組セット。アルバム・タイトルにある「神話、民族、アイデンティティ」とは出品作曲家たちの様々な民族、出自を表すと思われます。
パヴェウ・ヘンドリヒ[1979-]はポーランド、ニナ・シェンク[1982-]とマテイ・ボニン[1986-]はスロヴェニア、ユディット・ヴァルガ[1979-]はハンガリー、クリスタプス・ペーテルソンス[1982-]とヤニス・ペトラスケヴィチ[1978-]とアンドリス・ジェニティス[1978-]はラトヴィア、フランティシェク・チャロウプカ[1981-]はチェコの出身。それぞれの民族的、政治的、歴史的背景を現代音楽の技法でどのように表現しているかが聴きどころ。アンサンブル・モデルンの鮮烈で正確な演奏は相変わらずで楽しめます。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. ヘンドリヒ:セディメトロン〜アンドレイ・クロペツキの追憶に (2012)
2. シェンク:『20 in 5』 (2012)
3. ヴァルガ:エンティタス (2012)
4. ペーテルソンス:導かれた金 (2012)
Disc2
5. ボニン:カレイドスコープ (2012)
6. チャロウプカ:『マシンガン』〜7つのリチュエル (2012)
7. ペトラスケヴィチ:ダーク・ルーム (2012)
8. ジェニティス:ラトヴィアの料理本 (2011/12)
アンサンブル・モデルン
ペーター・エトヴェシュ(指揮:1,5,6,8)
アヌ・タリ(指揮:2,4)
クレメンス・ハイル(指揮:3,7)
録音:2013年(ライヴ)