CD 輸入盤

ルドルフ・バルシャイを讃えて(20CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ICAB5136
組み枚数
:
20
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ルドルフ・バルシャイ・ボックス(20CD)
珍しいヴィオラ編曲からサントリーホールでのマーラー第10番まで多彩な構成


ルドルフ・バルシャイ没後5周年を記念して、ヴィオラ奏者、室内楽奏者、室内オケ指揮者、指揮者としてのバルシャイの音源をそれぞれ集めたセットの登場。音源はすべてCD初出というのもマニアックです。
 このセットの制作にあたっては、バルシャイの娘でオルガニストのエレーナ・バルシャイが全面協力しているのも心強いところです。
 歴史的音源が多いことから、リマスター状況も気になるところですが、ここでは、エレーナ・バルシャイのゴルトベルク変奏曲のレコーディングと、ルドルフ・バルシャイ指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響のショスタコーヴィチ室内交響曲集のマスタリングをおこなったスイスのエンジニア、ハンスペーター・メーグリンを起用して万全を期しています。

【Disc1〜3:ヴィオラ奏者】
バルシャイは1938年からモスクワ音楽院で学び、在学中からヴィオラ奏者、弦楽四重奏団員として音楽家活動を開始、ボロディン四重奏団とチャイコフスキー四重奏団の創設メンバーとなり、前者には1953年まで所属してヴィオラを担当。その間、1949年にはブダペストで開催された世界青年学生フェスティバルで最高名誉賞を受賞しているほか、ソ連国内のコンクールでも優秀な成績を収めています。
 Disc1〜3は、ヴィオラ奏者としての音源を集めたもので、1954年から1960年にかけてソ連で録音されたものが集められています。モノラルですが、スタジオ録音されたものがほとんどなので聴きやすい音が期待できそうです。
 ヴィオラはソロ作品が少ないため、ここでは多くの作品が編曲ものとなり、『亡き王女のためのパヴァーヌ』や、プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』からの曲などを収録しています。


【Disc4〜7:室内楽奏者】
バルシャイはモスクワ音楽院時代の1945年に「モスクワ音楽院弦楽四重奏団」を結成(上の写真)、のちにボロディン弦楽四重奏団として有名になるこのカルテットで1953年までヴィオラを演奏、1954年には有名なユリアン・シトコヴェツキーらとチェイコフスキー弦楽四重奏団を結成しますが、こちらはシトコヴェツキーの肺癌発症のため短期間の活動に終わってしまいました。
 バルシャイはまた、弦楽四重奏団員としてだけでなく、室内楽奏者としても活躍、ここでもコーガンやロストロポーヴィチ、ギレリス、ショスタコーヴィチら有名アーティストとの共演を聴くことができます。


【Disc8〜19:指揮者】
バルシャイはレニングラード音楽院で、名教師イリヤ・ムーシンから指揮を学び、1955年にモスクワ室内管弦楽団を創設して指揮者としての活動をスタート。このオーケストラとの活動は、バルシャイが亡命するまでの20年以上におよび、バロック音楽から現代作品に至るまで幅広いレパートリーを演奏・録音、鍛え抜かれ引き締まったアンサンブルで大いに声望を高めました。
 ここではバロック・古典派・ロマン派からショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー、バルトークの作品までさまざまな作品を聴くことができます。彼らは、ソ連作曲家作品の初演も多くおこなっており、中でもかつての師であったショスタコーヴィチの交響曲第14番初演は歴史に残る演奏としてよく知られていますが、ここでは初出音源となるドルハノワとネステレンコをソリストに迎えた1971年のライヴ録音を収録しています。
 バルシャイは1977年に西側に亡命しますが、すでに国際的な知名度もあったため、各国のオーケストラを指揮してさらに名を高めていきます。ここでは、ケルンWDR交響楽団にボーンマス交響楽団、バース祝祭室内管弦楽団、台北交響楽団に東京都交響楽団を指揮した録音を収めており、大編成での指揮の腕前も確かめることができます。
 中でもサントリー・ホールでライヴ録音されたマーラーの交響曲第10番全曲とドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』は、バルシャイ・ファンには語り草となっているもので、特にマーラー第10番での迫力と色彩を兼ね備えた素晴らしい補筆完成版は評価も高かっただけに待望のCD化と言えるものだと思います。

【Disc20:マエストロ・バルシャイへの挨拶】
バルシャイは室内オーケストラのレパートリー拡大にも熱心で、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を「室内交響曲」としてた編曲ヴァージョンは現在も人気のレパートリーとなっているほどですし、ほかにもボロディンやチャイコフスキーの弦楽四重奏曲のアレンジもおこなっていました。
 ここではバルシャイ死去の翌々年にバルシャイを慕うNSO弦楽アンサンブルがバルシャイを偲んで指揮者なしで演奏した音源を収録しています。(HMV)

【収録情報】

Disc1
1-4. シューマン:おとぎの絵本 Op.113
5-9. プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』から5つの小品 Op.64(R.バルシャイ編)
10. セシル・フォーサイス:ケルトの歌
11. ショパン:練習曲ヘ短調 Op.25-2(R.バルシャイ編)
12. グリーグ:春に寄す Op.43-6
13. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(V.V.ボリソフスキー編)
14-16. ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
17. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
18. ドビュッシー:小組曲〜小舟にて


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ:1-9.11-13.17.18)
 セミョン・ストゥチェフスキー(ピアノ:10)
 アレクサンダー・コルニーフ(フルート:14-16)
 オルガ・エルデリ(ハープ:14-16)

 録音:
 1955年 モスクワ・スタジオ(1-4.10.12.14-16)
 1956年 モスクワ・スタジオ(5-9.18)
 1954年10月8日 モスクワ、グラムスタジオ(11)
 1954年 モスクワ・スタジオ(13.17)
 モノラル
Disc2
1-5. J.S.バッハ:パルティータ ニ短調 BWV.1004
6-10. ヒンデミット:独奏ヴィオラのためのソナタ Op.25-1
11. ヒンデミット:葬送音楽
12-14. ヘンデル:ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(R.バルシャイ編:未出版)


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ&指揮:12-14)
 モスクワ室内管弦楽団(12-14)

 録音:
 1955年12月1日 モスクワ・スタジオ(1-4)
 1960年6月29日 モスクワ・スタジオ(5)
 1958年 モスクワ・スタジオ(6-10.11)
 1959年 モスクワ・スタジオ(12-14)
 モノラル
Disc3
1-3. レヴォル・ブーニン[1924-1976]:ヴィオラ・ソナタ Op.26
4. ウラディーミル・クリュコフ[1902-1960]:ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.15
5-7. 伝イワン・ハンドキシン[1902-1960]:ヴィオラ協奏曲
8-10. ブーニン:ヴィオラ協奏曲ト長調 Op.22


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ&指揮:5-7)
 タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ:1-4)
 モスクワ室内管弦楽団(5-7)
 大交響管弦楽団(8-10)
 ニコライ・アノーソフ(指揮:8-10)

 録音:
 1957年7月 モスクワ・スタジオ(1-3)
 1952年 モスクワ・スタジオ(4)
 1956年1月10日 モスクワ・スタジオ(5-7)
 1958年 モスクワ・スタジオ(8-10)
 モノラル
Disc4
1-6. ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第1番変ホ長調 Op.3
7-10. ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第3番ト長調 Op.9-1


 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)

 録音:
 1956年 モスクワ・スタジオ(1-6)
 1958年8月8日 モスクワ・スタジオ(7-10)
 モノラル
Disc5
1-4. フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 Op.15
5-9. ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン:1-4)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ:1-4)
 エミール・ギレリス(ピアノ:1-4)
 ロスティスラフ・ドゥヴィンスキー(ヴァイオリン:5-9)
 ニーナ・バルシャイ(ヴァイオリン:5-9)
 ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ:5-9)
 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ:5-9)

 録音:
 1958年8月5日 モスクワ・スタジオ(1-4)
 1951年6月3日 モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(5-9)


Disc6
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
1-4. 第1番ハ長調 Op.49
5-9. 第3番ヘ長調 Op.73
10-13. 第4番ニ長調 Op.83


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 ロスティスラフ・ドゥヴィンスキー(ヴァイオリン:1-4)
 ニーナ・バルシャイ(ヴァイオリン:1-4)
 ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ:1-4)
 ジュリアン・シトコヴェツキー(ヴァイオリン:5-13)
 アントン・シャロエフ(ヴァイオリン:5-13)
 ヤコフ・スロボドキン(チェロ:5-13)

 録音:
 1951年6月3日 モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(1-4)
 1954年9月8日 モスクワ・スタジオ、ライヴ(5-9)
 1953年12月26日 モスクワ・スタジオ、ライヴ(10-13)
 モノラル
Disc7
1-4. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 Op.59-1『ラズモフスキー』
5-8. チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調『フィレンツェの思い出』 Op.70


 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 ジュリアン・シトコヴェツキー(ヴァイオリン:1-4)
 アントン・シャロエフ(ヴァイオリン:1-4)
 ヤコフ・スロボドキン(チェロ:1-4)
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン:5-8)
 エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン:5-8)
 ハインリヒ・タラルヤン(ヴィオラ:5-8)
 スヴィアトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ:5-8)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ:5-8)

 録音:
 1954年8月4日 モスクワ・スタジオ(1-4)
 1956年7月1日 モスクワ・スタジオ(5-8)
 モノラル
Disc8
1-3. ボッケリーニ:交響曲変ホ長調 Op.35-2, G.510
4-6. ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調 RV.547
7-9. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調 Op.3-10, RV.580
10-12. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調『春』 Op.8-1, RV.269
13-15. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調『夏』 Op.8-2, RV.315
16-18. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調『秋』 Op.8-3, RV.293
19-21. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調『冬』 Op.8-4, RV.293


 エフゲニー・スミルノフ(コンサートマスター:4-21)
 アンドレイ・アブラメンコフ(ヴァイオリン:7-9)
 ボリス・クネーフ(ヴァイオリン:7-9)
 レオニード・ポリース(ヴァイオリン:7-9)
 アッラ・バシリエワ(チェロ:4-6)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1960年11月3日 モスクワ・スタジオ(1-3)
 1963年5月17日 モスクワ・スタジオ(4-6)
 ステレオ

 1963年10月14日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(7-9)
 1964年9月27日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ収録(10-21)
 モノラル
Disc9
1-3. アルビノーニ:弦楽オーケストラのための協奏曲変ロ長調 Op.5-1
4-8. アルビノーニ:弦楽オーケストラのための協奏曲ニ長調 Op.5-3
9-11. タルティーニ:チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲イ長調
12-14. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV.319
15-17. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042
18-20. J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043


 エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン:18-20)
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン:12-20)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ:9-11)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1958年 モスクワ・スタジオ(1-3)
 1958年6月29日 モスクワ・スタジオ(4-8)
 1963年9月5日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(9-11)
 1956年 モスクワ・スタジオ(12-14)
 1959年 モスクワ・スタジオ(15-20)
 モノラル
Disc10
1-3. J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
4-6. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
7-9. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
10-13. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550


 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン:1-9)
 アレクサンダー・コルニーフ(フルート:1-3)
 ナウム・ツァイデル(フルート:1-3)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1957年11月22日 モスクワ・スタジオ(1-3)
 1959年2月9日 モスクワ・スタジオ(4-6)
 1959年4月14日 モスクワ・スタジオ(7-9)
 収録日不明 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(10-13)
 モノラル
Disc11
1-3. モーツァルト:ディヴェルティメント第1番ニ長調 K.136(125a)
4-6. モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.364
7. モーツァルト:ロンド ハ長調 K.201
8-11. モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201


 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン:4-7)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮&ヴィオラ:4-6)

 録音:
 1958年 モスクワ・スタジオ(1-3)
 ステレオ
 1959年3月22日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(4-6)
 1961年1月14日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(7)
 1963年10月14日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(8-11)
 モノラル
Disc12
1-3. モーツァルト:交響曲第10番ト長調 K.74
4-6. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
7-9. モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
10. モーツァルト:ロンド ニ長調 K.382


 レオニード・コーガン(ヴァイオリン:4-6)
 エミール・ギレリス(ピアノ:7-10)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1961年1月14日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(1-3)
 1959年 モスクワ・スタジオ(4-9)
 1959年9月16日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(10)
 モノラル
Disc13
1-4. ハイドン:交響曲第49番ヘ短調 Hob.I:49『受難』
5-7. ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11
8-11. ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』


 エミール・ギレリス(ピアノ:5-7)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1964年10月6日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(1-4)
 1959年1月16日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(5-7)
 収録日不明 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(8-11)
 モノラル
Disc14
1-4. シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485
5-15. ショスタコーヴィチ:交響曲第14番 Op.135『死者の歌』


 ツァラ・ドルハノワ(ソプラノ:5-15)
 エフゲニー・ネステレンコ(バス:5-15)
 モスクワ室内管弦楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1964年6月10-13日 パリ、サル・ワグラム(1-4)
 ステレオ
 1971年9月26日 モスクワ、小ホール(ライヴ:5-15)
 モノラル
Disc15
ロクシーン:
1-2. 交響曲第5番『シェイクスピアのソネット』
3. 交響曲第4番『シンフォニア・ストレッタ』
4-6. ゲーテの『ファウスト』からの3つの情景


 トーマス・アレン(バリトン:1-2)
 エレナ・プロキーナ(ソプラノ:4-6)
 ボーンマス交響合唱団(4-6)
 ボーンマス交響楽団(1-2)
 ドイツ・ナショナル・ユース管弦楽団(3)
 ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー・アンサンブル・レゾナンス(4-6)
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1987年1月15日 ポーツマス、ギルド・ホール(1-2)
 1995年4月18-20日 ドイツ、アカデミー・レムシャイド(3)
 1997年7月25日&1998年4月3日 フランクフルト、ムジークホッホシューレ(4-6)
 ステレオ
Disc16
1-3. マルチヌー:ディヴェルティメント H.173
4-6. バルトーク:ディヴェルティメント BB118
7-9. ストラヴィンスキー:弦楽オーケストラのための合奏協奏曲ニ長調
10-19. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズをつかさどるアポロ』


 エフゲニー・スミルノフ(ヴァイオリン:1-3)
 モスクワ室内管弦楽団(1-9)
 台北国立交響楽団(10-19)
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1959年11月27日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(1-3)
 1960年12月3日 モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(4-6)
 1960年11月22日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(7-9)
 モノラル
 2004年9月12日 台北、コンサートホール、ライヴ(10-19)
 ステレオ
Disc17
1-2. パーセル:弦楽のための2つのファンタジー
3-6. ブリテン:シンプル・シンフォニー
7-9. ティペット:2重弦楽オーケストラのための協奏曲
10-14. ティペット:真夏の婚礼から『儀式の踊り』


 モスクワ室内管弦楽団(1-6)
 バース祝祭室内管弦楽団(7-9)
 ボーンマス交響楽団(10-14)
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1959年 モスクワ・スタジオ(1-2)
 1961年1月17日 モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(3-6)
 モノラル
 1962年7月2日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(7-9)
 1984年11月25-26日 プール・アーツ・センター、コンサート・ホール(10-14)
 ステレオ
Disc18
1-4. モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
5-8. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95, B178『新世界から』
9-12. マーラー:さすらう若者の歌


 トーマス・アレン(バリトン:9-12)
 モスクワ室内管弦楽団(1-4)
 東京都交響楽団(5-8)
 ケルンWDR交響楽団(9-12)
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:
 1964年 モスクワ・スタジオ(1-4)
 モノラル
 2003年2月2日 東京、サントリーホール、ライヴ(5-8)
 1998年6月16-20日 ケルン・フィルハーモニー(9-12)
 ステレオ
Disc19
1-5. マーラー:交響曲第10番嬰ヘ長調(R.バルシャイによる補筆完成版)


 東京都交響楽団
 ルドルフ・バルシャイ(指揮)

 録音:2003年2月8日 東京 サントリーホール、ライヴ
 ステレオ
Disc20:『マエストロ・バルシャイへの挨拶』
● ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調(R.バルシャイによる室内交響曲版)
● チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11(R.バルシャイによる室内交響曲版)
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 Op.110(R.バルシャイによる室内交響曲版)


 NSO弦楽アンサンブル

 録音:2012年6月29日 台北、ナショナル・コンサート・ホール
 ステレオ

【バルシャイ・プロフィール】
ルドルフ・バルシャイは、1924年9月28日、ソ連のラビンスカヤ出身の指揮者でヴィオラ奏者。モスクワ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学びますが、在学中に弦楽四重奏の演奏に夢中になったバルシャイはヴィオラ奏者として音楽家活動を開始、ボロディン弦楽四重奏団とチャイコフスキー弦楽四重奏団の創設メンバーとなり、前者には1953年まで所属してヴィオラを担当。
 その間、1949年にはブダペストで開催された世界青年学生フェスティバルで最高名誉賞を受賞しているほか、ソ連国内のコンクールでも優秀な成績を収めています。
 その後、バルシャイはレニングラード音楽院で、名教師イリヤ・ムーシンに指揮を学び、1955年、モスクワ室内管弦楽団を創設して指揮者としての活動をスタート。このオーケストラとの活動は、バルシャイが亡命するまでの20年以上におよび、バロック音楽から現代作品に至るまで幅広いレパートリーを演奏・録音、鍛え抜かれ引き締まったアンサンブルで大いに声望を高めました。
 彼らは、ソ連作曲家作品の初演も多くおこなっており、中でもかつての師であったショスタコーヴィチの交響曲第14番初演は歴史に残る演奏としてよく知られています。
 バルシャイはまた、室内オーケストラのレパートリー拡大にも熱心で、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を「室内交響曲」としてた編曲ヴァージョンは現在も人気のレパートリーとなっているほど。
 1977年に西側に亡命したバルシャイは世界各国のオーケストラを指揮して名を高め、1991年にはナチス・ドイツによるソ連侵攻50年記念日に、ユンゲ・ドイチュ・フィルとモスクワ・フィルの合同オーケストラの指揮をして大熱演を展開(BIS)。
 2年後の1993年には、久しぶりにロシアに帰り、ロシア・ナショナル管弦楽団を指揮してベートーヴェンのミサ・ソレムニスを演奏しています。
 1994年からはケルン放送交響楽団とショスタコーヴィチの交響曲全集録音に着手し、2000年に完成、翌年、ブリリアント・クラシックスから発売されると世界的に話題となり、当サイトだけでも4300セットを超えるベストセラーとなりました。
 その後、自身の手によるマーラー10番の補筆完成版を録音したり、ショスタコーヴィチの室内交響曲集をミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団と録音するなどして健在ぶりを示していましたが、2010年11月2日、一年ほどの闘病生活の末に亡くなられました。闘病中も、病床でバッハの『フーガの技法』の編曲作業をおこなうなど音楽活動を続けていたということでした。

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