ラトルがベルリン・フィルと築き上げた音楽を
映像で振り返るDVD-BOX
2002年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・芸術監督を務めているサー・サイモン・ラトル。2018年6月の任期満了前に、EURO ARTSレーベルからこれまで発売された映像作品から、両者を象徴する演奏をピックアップした7枚組のDVDボックスが発売されます。
ディスク1は、ラトル&ベルリン・フィルの軌跡の第一歩となった1993年の『幻想交響曲』と『レ・ボレアド』の映像です。ここで演奏しているラモーの最高傑作『レ・ボレアド』は、「ティーンエイジャーの頃、エリオット・ガーディナーの演奏を聴いて感銘を受け、すぐに虜になってしまった。その時からこの曲が私の音楽人生の一部となった。」とラトル自身も語っているように、今でも自身も好んで演奏会で取り上げています。
ディスク2は、初顔合わせとなった1993年から2年後のヴァルトビューネ・コンサート。「アメリカン・ナイト」と題しバーンスタイン、ガーシュウィンと20世紀を代表するアメリカの作曲家の音楽を華やかに繰り広げています。
ディスク3には、内田光子がソリストとして登場した2006年のジルヴェスターコンサート。さらにディスク4はモスクワで行われ、ヴァディム・レーピンがブルッフのヴァイオリン協奏曲を演奏したヨーロッパコンサート2008。続いては、2013年よりザルツブルグからドイツの保養地のバーデン・バーデンに場所を移して開催されているベルリン・フィルのイースター音楽祭から、アルゼンチン出身の美しき人気チェリスト、ソル・ガベッタがベルリン・フィル・デビューした2014年、そして1989年、カラヤン指揮で演奏されてから実に28年ぶりにベルリン・フィルが演奏した2017年バーデン=バーデン・イースター音楽祭での『トスカ』。そしてラトルが音楽監督として最後のジルヴェスターコンサートとなった2017年の映像が収められています。
ラトルがベルリン・フィルと築き上げた音楽を映像で振り返ることのできるBOXです。(輸入元情報)
【収録情報】
『ベルリン・フィル&ラトル〜時代の本質』
Disc1(87分)
『ラトル・コンダクツ・ラモー&ベルリオーズ』
● ベルリーズ:幻想交響曲 Op.14
● ラモー:『レ・ボレアド』組曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:1993年11月6-8日
収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Disc2(85分)
『ヴァルトビューネ1995〜アメリカン・ナイト』
● バーンスタイン:『キャンディード』序曲
● ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
● バーンスタイン:前奏曲、フーガとリフ
● ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より
a. 俺らはないものだらけ
b.ベス、お前は俺のものだ
c. なんでもそうとは限らない
d. サマータイム
e. ニューヨーク行きの船が出る
f. おかえり、ポーギー
g. ベスよ、お前はどこに?
h. ベスは行ってしまった
i. おお主よ、私は祈りの道をやさしき伴侶に
● ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム
● パウル・リンケ:ベルリンの風
ウェイン・マーシャル(ピアノ)
サー・ウィラード・ホワイト(ポーギー)
シンシア・ヘイモン(ベス)
デイモン・エヴァンス(スポーティング・ライフ)
シンシア・クラリー(セレーナ)
マリエッタ・シンプソン(マリア)
ダニエル・ワシントン(クラウン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:1995年6月
収録場所:ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
映像監督:ブライアン・ラージ
Disc3(92分)
『ジルヴェスターコンサート2006』
● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
● R.シュトラウス:『ばらの騎士』から三重奏とフィナーレ
内田光子(ピアノ)
カミッラ・ニールンド(ソプラノ)
ローラ・エイキン(ソプラノ)
マグダレーナ・コジェナー(メソ・ソプラノ)
デイル・デューシング(バリトン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2006年12月31日
収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Disc4(92分)
『ヨーロッパコンサート2008 フロム・モスクワ』
● ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
● ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 op.26
● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2008年5月1日
収録場所:モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
Disc5(90分)
『バーデン=バーデン復活祭音楽祭2014』
● リゲティ:アトモスフェール
● ワーグナー: 『ローエングリン』〜第1幕への前奏曲
● エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
● ストラヴィンスキー: バレエ音楽『春の祭典』(第1部「大地の礼賛」 第2部「生贄の儀式」)
ソル・ガベッタ(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2014年4月20日
収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
映像監督:トルベン・シュミット・ヤコブセン
Disc6(125分)
『バーデン=バーデン復活祭音楽祭2017』
● プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲
クリスティーネ・オポライス(フローリア・トスカ)
マルセロ・アルバレス(マリオ・カヴァラドッシ)
マルコ・ヴラトーニャ(スカルピア男爵)
アレクサンダー・ツィムバリュク(チェーザレ・アンジェロッティ)
ピーター・タンチッツ(スポレッタ)
ダグラス・ウィリアムズ(シャッローネ)
マウリツィオ・ムラロ(堂守)
ヴァルター・フィンク(看守)
ウィーン・フィルハーモニア合唱団
ヴァルター・ツェー(合唱指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
演出:フィリップ・ヒンメルマン
舞台:ライムンド・バウアー
衣装:カーシ・マウラー
照明:ラインハルト・トラウプ
映像:マルティン・アイデンベルガー
収録時期:2017年4月
収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
映像監督:アンドレアス・モレル
Disc7(87分)
『ジルヴェスターコンサート2017』
● ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』
● ストラヴィンスキー:『ミューズをつかさどるアポロ』より「パ・ド・ドゥ」
● R.シュトラウス:管弦楽伴奏歌曲集
a. 東方から訪れた三博士 Op.56-6
b. 献身 Op.10-1
c. 明日の朝 Op.27-4
d. 子守歌 Op.41-1
e. 母の自慢 Op.43-2
● バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より3つのダンス・エピソード
● バーンスタイン:『ホワイトハウス・カンタータ』より「テイク・ケア・オブ・ディス・ハウス」
● ショスタコーヴィチ:『黄金時代』組曲
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2017年12月31日
収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
映像監督:トルベン・シュミット・ヤコブセン
総収録時間:658分(11時間)
画面:カラー、16:9(Disc3-7)、4:3(Disc1,2)
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
NTSC
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