CD 輸入盤

ベルグルンド/EMI録音集(13CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
999019255
組み枚数
:
13
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

Warner Classics ICON
ベルグルンド/EMI録音集(13CD)

巨匠ベルグルンドは、シベリウス演奏で特に有名でしたが、実際のレパートリーは幅広く、ショスタコーヴィチやヴォーン・ウィリアムズといった作品も積極的にとりあげ、見識ある演奏を聴かせていました。
 今回、Warner Classics ICON シリーズから登場する13枚組ボックスは、同社の保有するEMI音源により、ベルグルンドのそうした魅力を満喫できる多彩なプログラム構成となっています。
 珍しいフランクの交響曲やニールセンの交響曲第5番、ショスタコーヴィチとヴォーン・ウィリアムズに加え、ロシア管弦楽曲、北欧管弦楽曲、東欧管弦楽曲、そしてシベリウス管弦楽曲などを収めた内容は、興味深く楽しみも満載です。(HMV)

【プロフィール】
左手に指揮棒を持つことでも有名なパーヴォ・アラン・エンゲルベルク・ベルグルンドは1929年4月14日、ヘルシンキ生まれのフィンランドの指揮者。11歳よりヴァイオリンを学び、シベリウス・アカデミーではヴァイオリンに加えて指揮法も習得、1949年、フィンランド放送交響楽団のヴァイオリニストとしてプロのキャリアをスタートしています。
 同団在籍中の1952年には、ヘルシンキ室内管弦楽団を有志と結成して指揮を執るなど、当初から指揮者志望だったことは間違いないようで、1956年には、フィンランド放送響の副指揮者となり、1962年にはめでたく首席指揮者に就任し、1971年まで十年間その任にあたります。
 1972年から1979年まではイギリスのボーンマス交響楽団の首席指揮者に在任し、最初のシベリウス交響曲全集やショスタコーヴィチの交響曲録音などを手がけます。
 その後、1975年から1981年には母国ヘルシンキ・フィルの音楽監督兼首席指揮者を務め、二度目のシベリウス交響曲全集などを録音していますが、1981年からは再びイギリスに戻ってスコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者に就任。
 1987年から1991年にはスウェーデンに渡り、ロイヤル・ストックホルム・フィルの首席指揮者を務め、1993年から1998年まではデンマーク王立管弦楽団の首席指揮者を務め、以後、フリーランスで活動、数年前まで現役で活動していましたが、2012年1月25日、ヘルシンキの自宅で亡くなっています。
 ベルグルンドは広大なレパートリーの持ち主ではありましたが、シベリウスのスペシャリストとして最も有名で、交響曲の楽譜校訂までおこなうほどの研究の徹底ぶりと細密なアプローチでも知られていました。
 その実績を録音で見ると、シベリウスでは3度に及ぶ交響曲全集のレコーディングが際立っているほか、幻の作品だった『クレルヴォ交響曲』の紹介者としてもその名前は広く知られています。 ちなみに、EMIへの2度の全集とFINLANDIAへの全集のほかに、得意の第4番(DECCA→FINLANDIA)と、第6番(BERLIN CLASSICS)には別録音もあり、その他、協奏曲や管弦楽曲の録音もかなりの数にのぼりますから、名実ともにシベリウス最多録音記録保持者としてもその存在感には揺るぎないものがあります。(HMV)

【収録情報】
Disc1

・グリンカ:幻想的ワルツ ロ短調
・R=コルサコフ:歌劇『五月の夜』序曲
・R=コルサコフ:歌劇『金鶏』より演奏会用組曲
・プロコフィエフ:交響組曲『夏の夜』Op.123
・グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番ニ長調Op.47
 ボーンマス交響楽団(録音:1975年)

Disc2〜5
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番Op.47
・ショスタコーヴィチ:交響曲第6番Op.54
・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番Op.93
・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番Op.60
・ショスタコーヴィチ:交響曲第11番Op.103
 ボーンマス交響楽団(録音:1974〜1989年)

Disc6
・スメタナ:我が祖国
 ドレスデン・シュターツカペレ(録音:1978年)

Disc7
・ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチョーソOp.66
・ドヴォルザーク:スラヴ狂詩曲Op.45-3
 ドレスデン・シュターツカペレ(録音:1978年)
・フランク:交響曲ニ短調
 ボーンマス交響楽団(録音:1975年)

Disc8
・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番
・ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
・ヴォーン・ウィリアムズ:オーボエ協奏曲
 ジョン・ウィリアムズ(Ob)ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団(録音:1974〜1980年)

Disc9
・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番
 ボーンマス交響楽団(録音:1974年)
・ブリス:ゴーバルズの奇蹟組曲
 ボーンマス交響楽団(録音:1976年)

Disc10〜11
・グリーグ:ペール・ギュント第1&2組曲
・グリーグ:古いノルウェーのロマンスと変奏曲
・グリーグ:交響的舞曲Op.64
・アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』
・アルヴェーン:『グスタフ2世アドルフ』よりエレジー
・ヤルネフェルト:前奏曲
・ブル:セーテルの娘の日曜日
・ハルヴォルセン:ロシア貴族の入場
・M・シャラスター:モルドバ舞曲
・ニールセン:交響曲第5番
 ボーンマス交響楽団(録音:1973〜1981年)

Disc12〜13
・シベリウス:フィンランディア
・シベリウス:タピオラ
・シベリウス:トゥオネラの白鳥
・シベリウス:レンミンカイネンの帰郷
・シベリウス:悲しきワルツ
 フィルハーモニア管弦楽団(録音:1982年)
・シベリウス:大洋の乙女
・シベリウス:フィンランディア
・シベリウス:タピオラ
・シベリウス:クレルヴォ交響曲
 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1986〜1987年)

 パーヴォ・べルグルンド(指揮)

総合評価

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スメタナのわが祖国が聞きたくて購入しまし...

投稿日:2021/03/18 (木)

スメタナのわが祖国が聞きたくて購入しました。 ベルグルンドは温色の指揮者ですね。 ショスタコも煽らず(他の指揮者に比べると)穏やかです。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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バラエティーに富んださまざまなベルグルン...

投稿日:2021/03/04 (木)

バラエティーに富んださまざまなベルグルンドの演奏が楽しめるセットですが、個人的には特に、ショスタコーヴィチのシンフォニーに惹き付けられました。シベリウスだけではない、この指揮者の演奏についてもっと評価されてしかるべきだと思います。

pyon さん | 東京都 | 不明

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ベルグルンドの最初に手にしたレコードは、...

投稿日:2014/01/19 (日)

ベルグルンドの最初に手にしたレコードは、偶然にもシベリウス管弦楽曲集(ボーンマス交響楽団)だった。 既に45年も前の話だが、「フィンランディア」に衝撃を受け、「クリスティアン2世」からの「ミュゼット」に幼い心が引かれた。 その後、FM放送で「アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』」を聞いて、実に深い感銘と味わいを堪能して以来、この指揮者が好きになった。当時、LPを必死で探したが入手できず悔しがったものだった。あれから年数と月日もかなり経ち、今日CDが普及して割と安易に入手できるようになった時代、この演奏を遂に入手することができる喜びは一入である。すでに故人となってしまったが、あの深い感銘と味わいに満ちた名演奏は永遠に聞き継がれることだろう。 このセットは、思い出深いだけでなく、新たな感動の原点でもある。総ての音楽ファンよ、是非、聴いてほしい。音質も重要だが、心に眠り続けていた音楽が今蘇る。 心からブラヴォー!

古典派研究 さん | 東京都 | 不明

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